2020年10月14日

ピタゴラスが嵌まった罠

数学者・哲学者のピタゴラスっていますよね?
  
「紀元前500年」くらいに生きていた人物です。
  
  
彼の生涯からは、非常に有益な学びを得る事ができます。
  
  
ピタゴラスは、
「神羅万象に数が関係していて、宇宙は数から成り立つ」と考え、
  
【 数学を通じて、宇宙の真理を探究しよう 】とした人物でした。
  
  
ピタゴラスの思想は、
  
・「10」を完全な数として考える
・全ては整数や分数(有理数)で表せられる
  
と考えていたようです。
  
  
しかし、ピタゴラスの弟子が「無理数(√2)」を発見したとき、
発見をした弟子を殺してしまい、「√2の存在」を隠蔽したらしいですね。
  
  
ピタゴラスくらい頭が良くて、
生涯をかけて宇宙の真理を突き止めようとしていても、
  
「自分の信じてきた思想」と違う真実が出てきたときに、
それを隠蔽しようとするなんて、残念極まりないですね。
  
保身に走って客観的事実を隠蔽しようとするなど、
科学者としては最悪です。
  
人間って、どこで信念が狂っちゃうか分かりませんね。
  
  
で、もう一つピタゴラスの考えには間違いがあるんですけど、
  
「10が完全な数字と考える」って言う訳ですが、
それは「10進法」で考えているからで、
  
  
人間が10進法で考えるのは、【 手の指が10本だから 】ですよ。
  
  
人間の手の指が「片手4本」だったら、
きっと「8進法」が基準になってますからね。
   
  
コンピュータの世界では、
「2進法」や「16進法」が基本だし、
    
時間を刻む「時計」の世界では、
「12・24・60進法」になっています。
  
  
角度は、直角が90度、対極が180度、全方位で360度です。
    
「1ダース」は、「12個」だしね。
  
  
「10をキリの良い数字」と考えるのは、
ただ【 手の指が10本だから 】です。
  
  
で、別にピタゴラスをバカにしようってんじゃありません。
  
  
私が伝えたいのは、
【 人間はシンプルで完全な世界観を好む 】と言うことです。
  
世界はシンプルであって、複雑であるとは思いたくないのです。
  
  
例えば、ケプラーの法則が発見されるまで、
「惑星の軌道は真円を描く」と思われていましたからね。
  
まさか、「楕円を描く」なんて思いもしない訳です。
  
  
何も知らなければ、 
【 世界は、人間にわかりやすく完全である 】と思いがちなのです。
  
  
で、先日も書いた「ホメオパシー」の話になるんですけど、
  
ホメオパシーの基本になっているのは、  
【 症状を起こすものは、その症状を取り去るものになる 】という、
  
「類似の法則(同種の法則・同質の法則)」と呼ばれるモノです。
  
  
しかしは、私はこの法則と呼ばれるモノが、
100発100中とは思いません。
  
  
私は試しに「レメディ」を食べてみて思いましたが、
上手くハマったときには、症状は改善するかも知れませんが、
  
もしハマらなかったら、
何も起きないか、悪化する可能性もあるでしょう。
  
  
まぁ、それは一般の医薬品にも言える事ですが、
  
一応医薬品は「生物学・化学」がベースにあって、
「治験による非常に厳しい基準」をクリアしてから
  
リリースされますからね。
  
  
レメディに対して波動は感じましたから、
ホメオパシーが全くのインチキという訳では決してありませんし、
  
レメディが良い効果を生み出すこともあると思います。
  
  
でも、100発100中とは思いません。
  
  
「100発100中でない」と言うことは、
例外が存在しているということであり、物理法則ではありません。
   
例外を許さないのが、物理法則ですから。
  
  
マクロビオティックもそうなんですけど、
マクロビオティックは、万物を「陰陽」に分けて考えます。
  
私も「バランスは宇宙の真理」だと思っていますから、
共感できるところもあります。
  
  
でも、「陰陽」というシンプルな分類を
  
「全ての食べ物、全ての病気」に当てはめるには、
やはり無理があって、例外は存在するんです。
  
  
で、ピタゴラスを思い出してください。
  
  
ピタゴラスは、
宇宙の全ては「整数・分数」で表せられると思っていました。
  
でも、「無理数(√2)」が存在していて、
その予想と仮説は真実では無かったのです。
  
  
何回か「自分の仮説の通り」になって、パターン化できれば、
  
それが「神羅万象に通じる万能の法則」だと信じてしまうのです。
  
  
でも、その「仮説」や「パターン」が覆されると言うのは、
科学史を振り返れば幾度も起こっている訳です。
  
  
かのアインシュタインですら、
  
「神はサイコロを振らない」と言って、
量子力学については正しい見識を持てませんでした。
  
アインシュタインも「自分の持つ先入観」に囚われていたのです。
  
  
唯一信頼できるのは、
人間の先入観ではなく、「自然法則・物理法則」だけなのです。
    
  
ホメオパシーの「類似の法則」
マクロビオティックの「陰陽の法則」
  
もちろん、それが当てはまるパターンもたくさんあると思いますが、
全て(百発百中)では無いのです。
  
  
ピタゴラスの予想に反し、
例外的に「無理数(√2)」が存在したように。
  
  
「あらゆる全ての症状」に通用しないのだとすれば、
それは自然法則・物理法則に立脚していないのです。
  
  
自然法則・物理法則でないものは、「法則」とは呼べません。
  
例外が存在しているからです。
  
  
例外を許してしまう「傾向・パターン」と、
例外を許さない「自然法則・物理法則」には、
  
そのクオリティに「天地の差」が存在しています。
  
  
ただの【 よくある傾向とパターン 】を
「法則」と呼ぶのは止めましょう。
  
  
それは、法則では無いのです。
  
  
【 一切の例外を許さない 】のが、法則なのです。
  
  
  
効く人もいるけど、効かない人もいる。
  
そんな確率があやふやな医療に
大きな時間と大金を掛けることは出来ません。
  
  
最近の「ワクチン」や「抗ウイルス薬」の開発を見ていても思いますが、
  
現代医療は、
  
「たったの一人にも健康被害を出さない」と言う事を基準・目標に
薬品を開発をしています。
  
  
「基準のシビアさ」では、現代医療の方が勝っているでしょう?
  
  
ピタゴラスと同じように、
  
「何回か仮説通りに上手く行ったら、それが神羅万象に通用する」
と思いたくなる気持ちもわかります。
  
  
でも、それはトラップなのです。
  
  
「無理数(√2)」は存在するし、「惑星の軌道」は楕円だし、
【 世界は人間が思っているよりも複雑に出来ている 】のです。
  
  
なぜなら、自然法則自体はシンプルですが、
そのシンプルな法則にたくさんの種類あって、複雑に絡み合っているからです。
  
「元素記号」は至ってシンプルですが、
その組み合わせで【 無数の分子・物質 】が出来上がるのと同じです。
  
  
そういった「複雑に絡み合った現象」に対し、
何回か上手く行ったパターンが、「全ての状況・現象」に通用する。
  
そんな事は無いのです。
  
  
【 100発100中の自然法則・物理法則 】を見つけ出さなければ、
発電所を作る事はできないのです。
  
  
そして、私は「100発100中の自然法則・物理法則」を
見つけ出そうとする科学者なのです。
  
  
だから、そこらへんの体系とは【 格が違う 】のです。


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