2020年07月25日

人間観の差

心理学にしても、経済学にしても、言語学にしても、
私が研究している分野に共通しているのは、
  
【 人間というのはどういう生き物なのか? 】という事がベースにある。
  
  
私の着眼点が大学の教授たちより素晴らしいのは、
  
そもそもの【「人間観」が適切だから 】だと思われる。
  
  
例えば、巨大宗教である
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教だと、
  
【 人間というのは、神が創った特別な存在 】
  
っていう価値観があると思う。
  
  
一方私は、人間を「世界で特別な存在」などと思っちゃいない。
  
  
【 猿から進化した動物の一種 】と思っている。
  
捉え方が、まさに科学者でしょう?
  
  
知能は高いし、成長も早いけど、
  
やはり基本は「猿」…、要するに「霊長類」な訳で。
  
  
何が言いたいか?というと、神が創ったのではなく、
  
どこまで行っても、
  
【 自然の中で造られた、自然動物の一種 】
  
だと捉えている。
  
  
「自然動物」の対極に位置するのが、
  
人間の作り上げた「プログラム」や「ロボット」
  
  
じゃあ、人間は「動物」なのか、「ロボット」なのか?
  
一体、「どっち寄り」の存在なのだろう?
  
  
動物に決まっている。
  
  
なのに、人間って存在は、
何を思い上がっているのか、自然に逆らおうとしているわけ。
  
無理に決まってんじゃん。
  
  
どれだけ嫌がっても、
人間に「睡眠」と「排便」は必要なんだよね。
    
動物だから。
  
  
ロボットには必要ないけどね。
  
  
【 人間は動物なのだから、自然に則するのが一番 】
  
それが、私の基本的な考え方。
  
  
じゃあ、人間ってヤツは、
  
・やりたくないことを無理してやろうとする  → 不自然だろ
・眠たいのを我慢して起きていようとする → 不自然だろ
  
  
自分自身をロボットの様に扱う。
  
  
でも、人間はロボットじゃないから、無理。
  
  
そもそも、優秀なロボットや人工知能が出てきたら、
  
「ロボットが得意な分野」で人間が勝てる訳ないじゃん。
  
  
昔はね。 
   
ロボットが存在していなかった時代は、
ロボットみたいな人間が重宝されてたかもだけどね。
  
  
【 計算が早くて、記憶力が高くて、命令には忠実で… 】
  
みたいな。
  
  
だから、学校教育もそこに重点が置かれていた。
  
  
でも、今は時代が全く違うから。
  
  
他にも、
   
【 異性は同時期に一人しか愛してはいけない 】
(子供なら複数愛せるのに?)
(逆に言えば、違う時期ならコロコロ対象を変えても良いのか?)
  
【 同性愛者は「既婚者としての権利」を持てない 】
  
  
これって、自然なのか?
  
  
別にそれで何も違和感を感じない人は良いだろうけど。
  
  
私は、「人間が作った価値観、人間が作ったルール」を一切信用していない。
  
  
なぜなら、人間は自然の産物であり、動物だから。
  
  
人間が作った価値観やルールで、不自然なモノはたくさんある。
  
  
そして、自然に抗っても、勝てるわけがない。
  
効率が良い訳がない。
  
  
私は【「自然に沿って生きること」を目指すべき 】だと思っているから。
  
  
私は自然に沿って生きている。
   
  
・寝たい時に眠り、
・やりたい時にやりたいことをやる。
・極力、無理はしない。
  
  
自然に沿っているから、自分の心身に無駄な負担を掛けないし
  
だからこそ、人間として「最大最高のパフォーマンス」を発揮できる。
  
  
じゃあ、ちょっと話は戻って、
過去になぜ「一夫一婦制」が採用されてきたのか?
  
  
これも、昔に「ロボットみたいな人間」が重宝されていたのと同じで、
理由があるはず。
  
  
私が思うに、「節度」や「責任感」の無い人間が、
  
【 男女関係のトラブル 】を起こしまくっていて、
  
それを防ぐために、
「一夫一婦制こそが正しい姿」と教え込んだのではないか?
    
  
キリスト教っていう宗教は、
  
庶民に「道徳的な生き方」をさせるために、
「何が正しくて、何が悪いのか?」という様な教え方をするからね。
  
  
「神がそれを望んでいる…」みたいな。
  
  
他にも、【 収入の10%を寄付しなさい 】という教えもある。
  
  
これは、道徳よりも「教会が金欲しかったから」だろうな。
  
何の根拠もない「免罪符」とか売るくらいだしな。
  
  
ナザレのイエスが「免罪符を売れ」なんて言う訳ないし。
  
  
キリスト教って、そういう宗教なのよ。
  
  
イエスの死後、
「権力者が庶民をコントロールするため」に利用してきたツール
としての側面がある。
  
  
日本でも、子供に道徳を教えるのに、
「嘘を吐いたら閻魔様に舌を引っこ抜かれるよ!」とか言うからね。
  
そう言うノリで、「一夫一婦制が正しい姿」だと布教したんだろ。
  
  
そうでもしないと、
男女関係のトラブルが絶えなかったんだろうな。
  
  
今は逆に、一夫一婦制がトラブルの元凶になっちゃってるけど。
  
  
  
イスラム教国家では、
1人の男性に対し、妻は4人まで娶れることになっている。
   
それが先進的か?って言われると、違うと思うんだけど。
  
  
どっちかって言うと、「男女差別(女性蔑視)」的な雰囲気も感じる。
  
女性の自由や権利は認められず、仕事も制限されているだろうから。
  
  
ただ、一夫多妻を認められていたとしても
イスラム教国家で、実際に「妻を多く持つ人」は少ないんだって。
    
そりゃそうだろ。
  
  
「面倒を見る人数が増える」ってのは、【 負担が増える 】ことだから。
  
  
よっぽど、「経済的にも精神的にもキャパのある男」でも無い限り、
  
無闇に妻の数なんて増やしたく無い。
  
  
でももし、経済的にも精神的にもキャパのある男だったら、
  
別に一夫多妻でも良く無い?
  
  
例えば、一人の大金持ちの男が、
  
「子持ちのシングルマザー4人」を妻として認め、
【 その「妻」と「子たち」の生涯の生活を保証する 】としたら、
  
経済的には良い考えじゃ無い?
  
  
私がシングルマザーの立場だったら、
  
生活の面倒見てくれるんだったら、
別に相手に複数相手がいようが嬉しいと思うけどな。
  
一人で子供の面倒見ながら働くのって大変だから。
  
  
・金持ちが良い家に住まわせてくれて、専業主婦で贅沢させてくれるのと、
・一人で働いて少ない収入で子供の面倒を見続けるのと、  
  
どっちが良い?
  
  
ただ、妻ってのは、愛人とか浮気とは違って、
  
【 相手がおばあちゃんになって、死ぬまで面倒みる 】ってことだからね。
  
  
その「責任感」と「覚悟」を男が持てるならね。 いいんじゃ無いか?
  
  
ただ、その覚悟を持てる男は少ないだろう。
  
  
たった一人の相手(妻)でさえ、
その相手の人生の責任を背負えない男もいっぱいいる。
  
  
もっと言うと、
「自分一人分の人生」ですら、責任を背負えない男もいっぱいいる。
  
  
  
その分だけ、「優秀な男」が複数の女性の面倒を見る。
  
それでバランスが取れて、効率も良いと思うけどね。
   
  
  
実際、昔の「殿様」や「将軍」には、複数の妻がいた訳だしね。
  
まぁ、嫉妬とかドロドロの人間関係もあっただろうけど(笑)
  
  
でも、関係者全員が精神的に成熟していたら、特に問題は起きないし。
  
  
イスラム教国家も、
トラブルだらけだったら一夫多妻を認めないだろうしね。
  
  
  
私は、

・人間とは、そもそもどういう生き物か?
・人間が学習し、成長していくプロセスは?
  
という人間の内面を研究している。 
  
  
人間の肉体的な機能に関しては、
「生物学」「生理学」や「医療」が研究してるでしょ。
    
  
でも、人間の「精神的な機能」を研究していて、
尚且つ「優秀な人間」はいない。
  
  
  
そもそも、キリスト教的な人間観では、
  
私の様な「着眼点」や「発想」を持つ事は難しいだろうね。
  
  
あくまで人間は、
  
【 猿(霊長類)の一種、自然の産物、自然の一部 】
  
  
だから、「自然な姿」に抗わず、則して生きて行った方が良い。
  
  
・やりたく無いことをやるのも、動物として不自然。
・眠たいのに起きているのも、動物として不自然。
  
  
不自然は、ストレスを生み、効率を下げる。
  
  
それが、私の持つ前提。


mixiチェック

haxe501 at 16:15│clip!