2019年11月07日

ビジネスのキモ

昨日も、生徒にビジネスの「いろは」を教えていました。
  
  
【 儲かるビジネス、盤石なビジネスの条件 】 
  
というテーマで。
  
  
勝ち組の企業は、
  
  
・高収益体質
   ↓
・宣伝広告、テレビCMにお金を掛けられる
   ↓
・知名度とブランド力が向上し、優秀な人材を獲得しやすくなる
   
   
という、
プラスの「サイクル・スパイラル」を回している…、
  
という話です。
  
  
じゃあ、「いかに高収益体質を作るか?」って話なのですが、
そこが経営の手腕ですね。
  
  
私は様々なビジネスを分析するのが癖です。
  
  
もちろん、まだまだ
知らないビジネスもあると思いますけどね。 
  
  
「中井さんが飲食業をやるとしたらどうしますか?」
  
と聞かれましたが、
  
  
私は「飲食」や「高級ホテル」が好きですけど、
  
それにまつわるビジネスをやりたいとは思いません。
  
  
やはり、私が好きな仕事っていうのは、
  
「教えること」であったり、「絶対的な正解が存在する仕事」です。
  
  
飲食とか、高級ホテルで提供する価値っていうのは、
  
結局は、個人の好みに左右されますし、
大きな括りではエンターテイメントです。
  
  
私が現在やっている仕事とは、対極的なのです。
  
  
あともう一つ。
  
私は料理するのが嫌いではありませんけど、
自分の料理を他人に食べさせたいとは思いません。
  
自分さえ美味しければ良いので。
  
  
要は、ビジネスをやる上では、
  
【 客の事を真剣に考えられるかどうか? 】
  
という事が大切です。
  
  
客に提供する価値を真剣に考え抜いた結果、
  
イノベーションは起こるからです。
  
  
私は、自分以外の「飲食の客や、ホテルの宿泊客」の事を
考えたいとは思いません。
  
  
「自分以外の宿泊客に対して高い価値を提供するぞ」
とは、思えないのです。  
    
    
相手のことを真剣に考えられるのは、
やはり【 心理・波動・教育に関わること 】です。
  
  
客の事を真剣に考えられないなら、経営はできません。
  
  
儲かった企業の社長が、
趣味で飲食業などをやることもあると思いますが、
  
私には出来ませんね。
  
  
それをやるだけの労力があるなら、別の事をやります。
  
  
そもそも、私は仕事っていうのは、
  
【 人助け 】だと思っています。
  
  
「人助け」だと思えない仕事は、出来ません。
  
  
大半の社長は、
  
・お金になること
・自分にできること
  
という基準でビジネスを選んでいると思いますが、
  
それは、いわゆる「ライスワーク」です。
  
  
生活の為の仕事、お金の為の仕事です。
  
  
この世には、無数のビジネスが存在しています。
  
  
製造業、小売業、サービス業などなど。
  
  
その無数の選択肢の中で、
なぜ自分はその仕事に携わっているか?
    
その根拠が弱いのです。 ライスワークの社長は。
  
  
自分の役割を自覚していない。
  
  
「どこからどこまでが自分の役割の範囲か?」がわかっていない。
  
  
それのどこが問題なんですか?って、 大問題です。
  
  
経営判断が遅くなるでしょ?
  
  
何に手をだすべきか?の基準が明確であれば、
  
経営判断は迅速です。
  
  
基準がないなら、毎回迷う事になります。
  
  
それに、やってみたものの、途中で何か違うな?と感じて、
  
頓挫してしまう可能性も高い。
  
長期的な方向性も定まりません。
  
  
そもそも、自分が儲かるかどうか?という基準で仕事を選んでいたら、
  
客の事を真剣に考えられてはいない。
  
  
客の事を真剣に考えられないなら、
イノベーションは起きません。
  
  
「目新しい価値」を提供できないなら、
儲かる訳が無いのです。
  
  
誰でも思いつくことは、
ライバルが多くて価格競争になるからです。
  
  
「とにかくお金が大好きで、儲かる事なら何でもやる。」
  
そういう人もいると思います。
  
そういう人は、
仮想通貨みたいな流行りモノに手を出していく人です。
  
  
でも、そうじゃないなら、
  
お金自体に対するモチベーションよりも、
仕事自体に対するモチベーションの方が高いはずです。
  
  
じゃあ、自分の情熱をハッキリさせた方が良い。
  
  
お金にやる気が出ない人が儲けようと思ったら、
仕事にやる気を出すしか無いのです。
  
  
「楽しい仕事、燃える仕事」をやるしか無いのです。
  
  
お金は、【 燃える仕事を行うための手段 】という風に捉えなければ。
  
  
大企業の社長でも、創業者ではなく、
雇われ社長であれば、「ライスワークの人」もいるでしょう。
  
  
「生活の為の仕事か?」 「役割・使命感の仕事か?」
  
というのは、規模の問題ではありません。
  
  
一軒の「ラーメン屋」や「お鮨屋さん」に
命を懸けている人もいるでしょうからね。
  
  
「商売と屏風は、広げ過ぎると倒れる」と言います。
  
  
重要なのは、規模よりも質です。 中身です。
  
  
どういう基準で、自分が携わるビジネスを選ぶのか?
 
それが不明確、不明瞭な社長は、
商売が楽しくないし、儲からないでしょう。
  
  
「俺はお金だ!」って言い切れる社長は、
  
それはそれで気持ちいいし、良いと思います。
  
  
でも、実際にはお金じゃ燃えない社長の方が多いでしょう。
  
  
「燃えること」が何よりも大事なのです。
  
  
お金に情熱がある社長は、それでよいですが、
  
お金じゃ燃えない社長は、仕事に燃えるしかないし、  
自分が燃える仕事について考えた方が良い。
  
  
キャッシュポイントは、
後からいくらでも考えられるし、作れるからです。
  
  
この世には、
「ビジネスの肝」を知らずに商売している人が大半です。
  
  
そりゃ、経済発展は止まりますよ。


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