2018年11月23日

価値と金額の関係

前回の記事でも書きましたが、
  
1回 3千円の占い師と、
1回 30万円の占い師がいたとして、
  
占いの技術や実力に100倍も差があるか?
  
っていうと、無いわけです。
  
  
「お金を受け取る自信」に差はあるでしょうが(笑)
  
  
経済においては、
常に「価値」と「金額」が比例している訳ではありません。
  
  
価値の定義や本質については、
  
・価値を正確に評価する方法
http://growheart.livedoor.biz/archives/52052157.html
  
・最高の価値
http://growheart.livedoor.biz/archives/52051591.html
  
という記事で、既に説明しています。
  
  
すげー良い記事ですので、読んでみて下さい。
  
  
現代では、
  
無料で「YouTube」や「スマホゲーム」を楽しめますし、
「あらゆる情報」も無料で手に入ります。
  
昔は本を買わなければ手に入らなかった情報が、
現代では無料で手に入る訳です。
  
  
もちろん私も、その恩恵を受けている人間の一人です。
  
何か調べ物があれば、ネットを活用しています。
  
  
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、
  
無料だからと言って、
  
価値がない訳ではないし、
価値が低い訳でもありません。
  
  
古い世代の価値観の人に多いのですが、
「金額と価値が比例している」と思い込んでいる人がいます。
  
高いから良いモノだろう…、
安いから悪いモノだろう…、
  
という風にです。
  
  
もちろん、  
生活必需品(コモディティ)になればなるほど、
  
大企業同士の価格競争などが起きるので、
金額と価値が比例していく傾向にあります。
  
  
たとえば、魚市場に行けば、
美味しそうな魚ほど高い値段が付きやすいでしょうしね。
  
  
ただ、それでも絶対ではありませんし、
  
逆に言うと、
「生活必需品(コモディティ)」という分野から、
  
離れれば離れるほど、
価値と金額の相関係がなくなっていきます。
  
  
人間にとって、占いが「生活必需品」だったら、
  
大企業が参入して、価格競争が起きて、相場が形成され…
という感じで、
  
【 価値と金額の相関係 】が強まっていきますが、  
  
実際はそうではありません。
  
  
なので、相場が形成されていない業界になればなるほど、
  
「価値と金額の相関係」はなくなっていくのです。
  
  
例えば、私はパワーストーンのエネルギーに熟知した、
おそらく世界No.1のパワーストーンマスターですが、
  
「天然石の価格」だって、
小売りする人間によってだいぶ違います。
  
  
同じような見た目の石が、
    
1万円で売られていたり、
100万円で売られたりしています。
  
  
という事で、
  
コモディティ商品から離れれば離れるほど、
価値と金額の相関係が無くなていく訳です。
  
  
しかし、この世にはまだまだ、
  
「金額が安い」=「価値が低い」
  
と思い込んでいる人が多いです。
  
  
となると、
  
無料の「YouTube」や「スマホゲーム」にも、
大した価値はないだろう…という事になってしまいます。
  
  
いや、そうでは無いのです。
  
   
理由があって、
  
【 価値はあるにも関わらず、無料で公開されている 】のです。
  
  
「無料で遊べるゲーム」を作っている人も、
心血を注ぎ、努力している訳ですから。
  
  
それを、無料だからと言って、
「本人としてはラクをして作ってるんだろ?」
  
と捉えたら、大間違いです。
  
  
さらに、無料であらゆる価値が手に入るような、
  
【 経済的弱者に甘い世の中になったな 】
  
と思うのも、大間違いです。
  
  
  
ここから少し「目に見えない世界」の話に入っていきますが、
  
私は、【 宇宙は必ずバランスを取る 】という法則に、
  
確信を持っています。
  
  
時間差はあっても、
  
・「与えたモノ」が返ってくる
・「やったコト」が返ってくる
  
という事です。
  
  
高次元存在に対して
「裏切られたかも…」と思う事はあっても、
      
バランスの法則に対して
「裏切られたかも…」と思う事はありません。 
  
  
このバランスの法則こそが、私の確固たる信念の源です。
  
  
  
例えば、
「サービス残業をさせられる人」というのがいますけど、
  
「タダ働き」させられたり、
「自分の労働力を安く買い叩かれる人」は、
  
自分自身も、
他人に対して同じことをやっているのかもしれません。
  
  
本来は対価を払うべきところで、著作権侵害をして、
無料でデジタルコンテンツを手に入れたり…とか。  
  
  
自分がそういう、ケチ臭い事をしているので、
  
自分が働いた時の「雇い主」や「クライアント」も、
ケチ臭い相手になってしまうのです。
  
  
そうやって、バランスが取られるのです。
  
  
ですから、「お金をケチって自分が得をした!」と思うのは、
実際には、まったくもって勘違いなのです。
  
  
宇宙は、絶対にバランスを取ろうとしますから。
  
  
自分が安く買い叩くなら、
今度は、自分が安く買い叩かれる番。
  
他人に「都合の悪い情報」を隠そうとするなら、
次は自分が「都合の悪い情報」を隠される番。
   
…という事です。
  
  
という事は、
  
「無料でいろいろ手に入る時代」だからこそ、
  
【 逆に怖い 】とも言えるのです。
  
  
無料でデジタルコンテンツを手に入れて、
次は自分の労働力を安く買い叩かれて働く…、 
  
という事を繰り返していれば、
  
自分の経済力をまったく高めていく事ができません。
  
  
知らない間に、
「目に見えない借金」を重ね、その返済の日々です。 
  
  
貧乏人まっしぐらですし、悪循環しか無いのです。
  
  
結局、宇宙の絶対の法則として、
  
「与えるモノ」と「受け取るモノ」
のバランスは取られるのです。
  
  
この法則を活用するのであれば、
  
【 自分が、いかに他人に多く与えていくか? 】
  
という事を考え、実行していくのが、
「己の経済力アップの鍵」になります。
  
  
多く与えれば与えるほど、多く受け取れるのですから。
  
  
私は、自分が提供している価値に対して、
受け取る金額をめちゃくちゃ低く設定しています。
  
  
その理由のひとつは、前々回で書いたように、
  
お金の管理が面倒くさいので、
必要以上に収入を高めたくないからです。
  
  
もうひとつの理由は、
  
今はお金を持っていない若者でも、
将来的に自分の仕事に協力してくれそうな人を、
  
育てたいと思っていたからです。
  
  
私は、お金よりもまず先に、
研究に費やす「時間」と「エネルギー」を確保したいわけで、
  
その為には、
「自分の仕事に協力してくれる他人」が必要です。
   
  
それは、給料を払って雇うバイトなどではなく、
  
「自分と信念や価値観を共有できる人間」
である必要があります。
  
  
【 そういう人間を育てるためだけ 】に、
私は「安い金額」で仕事をしてきました。
  
  
彼らから受け取りたいのは、「お金」ではなく、
  
自分の代わりに動いてもらうことで、
研究に費やす「時間」と「労力」を確保したかった訳です。
  
  
そして、それこそが私にとって一番重要な事なのです。
  
  
なので、「お金だけ」が重要なのではありません。
  
  
「お金」が出せないなら、
  
・素直さ
・感謝の気持ち
・親切な行い
・自分なりの支援や社会貢献…
  
人間には、【 お金以外にも出せるものがある 】のです。
  
  
私の周囲に集まってくる人は、
  
たとえ、あまりお金を出せない人でも、
  
・素直さが出せる…
・感謝の気持ちが出せる…
・他所で徳を積んでいる…
・私に協力できる…
・将来、社会貢献するつもりがある…
  
など、何かしらお金以外に
【 出せるモノ 】を持っている人が多いです。
  
  
だからこそ、関係のバランスが取られる訳です。
  
  
「何にも出せない人」とは、バランスが取れませんから、
関係が続きません。
  
  
今から自分の「経済力」や「自由度」を高めていこうと思ったら、
    
「お金」じゃなくても、「企業に対する労働力」じゃなくても、
  
【 他者に対して「自分に出せるもの」を出し切っていく姿勢 】が、
  
必要となるのです。
  
  
もちろん、お金を出せる人は、
  
ケチらずお金を出してもらった方が良いですが(笑)
  
  
お金を持っていない人も、
  
ないなりに、別に出せるものがあるという事です。
  
  
それを出し切っていかない限り、経済力は上がりません。


mixiチェック

haxe501 at 11:04│clip!