2018年06月17日

潜在意識の役割

前回の記事に引き続き、
今回も「潜在意識」について解説します。
  
  
前回の記事で、
   
・顕在意識
・ポジティブ潜在意識
・ネガティブ潜在意識
  
それぞれの意識が、
それぞれの立場で意思を持っている…
  
という話をしました。
  
  
では、「顕在意識」と「潜在意識」の、
  
【 役割の違い 】は何でしょうか?
  
  
潜在意識が司るのは、【 欲求・やる気・理想 】です。
  
顕在意識が司るのは、【 思考・理解・判断 】です。
  
  
潜在意識は、
  
「あれがしたい! これが欲しい!」
「これはやりたくない!」
「そうすれば、自分は幸せになれるのに!」
  
という【 純粋な欲求・やる気・理想 】を発する意識です。
  
  
顕在意識は、
  
「現実とはこういうモノだ」
「あれを達成するには、これが必要だ」  
  
という風に現実を理解し、
「何が可能で、何が不可能なのか?」
  
という【 思考・理解・判断 】を行う意識です。
  
  
わかりやすく表現すると、
サーカスの「猛獣使い」と「ライオン」みたいな関係ですね。
  
ドラゴンボールで言うと、
「魔導師ビビディ、バビディ親子」と「魔人ブウ」みたいな関係(笑)
  
  
ライオンは、知性は低いが、パワーは強い。
  
猛獣使いは、知性は高いが、パワーは弱い。  
  
  
同じ目的を持って、上手く協力し合えば、
「互いの目的」を達成する事ができますが、
  
互いの関係が悪ければ、
猛獣使いはライオンに襲われて、殺されてしまいます。
  
  
ですから、知性を司る「顕在意識」が、
上手く「潜在意識」を導いていくことが必要なのです。
  
  
潜在意識は、
「自分がどういう状態になれば幸せになれるか?」を知っています。
  
しかし、「どうすれば良いのか?」はわかりません。
  
    
顕在意識は、
  
「どうすれば潜在意識の要望が叶えられるか?」という事を、
現実的に考える事が出来ます。
  
  
それが、各々の役割なのです。
  
  
で、その潜在意識に、
「ネガティブ側」と「ポジティブ側」が存在しているのです。
  
  
  
代表的なポジティブ潜在意識の要望は、
  
・幸せになりたい
・人の役に立ちたい
・楽しみたい
・喜びたい
・感動したい
・愛されたい
・愛し合いたい
・快適に過ごしたい
・知らない事を知りたい
・美しくなりたい
  
  
要は、
  
・自分と他人に「心地良い影響」を与えたい
・自分自身や社会の「理想的な姿」を追求したい
  
という感じです。
  
  
  
代表的なネガティブ潜在意識の要望は、
  
・不幸になればいいのに!
・死ねば良いのに!
・殺したい!
・奪いたい!
・自分なんてもうどうなってもいい!
・消え去りたい!
・他人を犠牲にしてでも、自分だけ助かりたい!
・怖いことは考えたく無い!
  
  
要は、
  
・自分と他人を傷つける事で、ネガティブ感情を晴らしたい
  
・無責任になって、他人に負担を押しつけてでも、
 目の前の「苦しい事」や「怖い事」から逃げ出したい
  
という感じです。
  
  
共通して言える事は、
ネガティブ潜在意識も、ポジティブ潜在意識も、
  
どちらも、【 自分の望みを満たす為の要望 】を発しているのです。 
  
  
  
具体的に例えるならば、
  
ポジティブ潜在意識が、
「素敵な異性と付き合いたい!」っていう要望を発します。
  
  
じゃあ、顕在意識は、
  
・現実的にそれが可能かどうか?
・その要望を叶えるにはどうすれば良いか?  
・もしかしたら、諦めた方が良いのか?
  
という事を考え、判断しようとします。
  
  
ネガティブ潜在意識は、
  
「チャレンジしてダメだったときに、傷つきたくないよ!」
「傷つきたくないし、悪い事は言わないから止めとこうよ!」
「怖いから、深く考えるのは止めておこうよ!」
  
という要望を発します。
  
  
そんな感じで、
それぞれの意識がバラバラに動いているので、
  
多くの人は、心の内に【 葛藤 】を抱えているのです。
  
  
まるで、
  
「弁護士」と「検事」と「裁判官」の、
「法廷での争い」の様ですね。
  
  
その「葛藤」を無くすにはどうすれば良いでしょう?
    
  
ポジティブ側、ネガティブ側、
どちらかの潜在意識が圧倒的に強ければ、
  
葛藤というのは、ほとんど起こらなくなります。
  
  
それで、私は
  
ポジティブ側を強化して、
ネガティブ側を弱体化させたから、
  
もう心の中で「葛藤」が生まれないのです。
  
  
実は、「ネガティブ側の要望」を聞かなくても、
自分は充分に幸せになれる訳ですから、
  
ネガティブ側の、
「自分の気持ちを晴らすにはこれが必要だ!」という要望は、
  
全て【 勘違い 】が基盤となっています。
  
  
その「勘違いの要望」を汲み取った上で、
ひとつずつ正していくことで、
  
「ネガティブ潜在意識の要望」を、
全て鎮める事が出来るのです。
  
  
  
で、ここまで潜在意識についていろいろ語ってきましたが、
   
「潜在意識の存在を、目に見える形で証明できるか?」
  
と言われたら、出来ません。
  
  
「証明もできないのに、なぜそれほど冗舌に語るんだ?」
  
と思われる人もいるかもしれません。
  
  
その部分について、解説しておきたいと思います。
  
  
そもそも、人類は「視覚情報」に依存しすぎているのです。 
  
  
人間の肉体には、「五感」が備わっています。
  
【 視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚 】です。
  
  
で、「視覚、聴覚、嗅覚」は、
発生源が肉体から離れていても感知する事が可能です。
  
見える、聞こえる、臭う…、
  
「対象から離れていても感知できる」という事は、
  
【 他人と共通の認識を持ちやすい 】という利点があります。
  
  
「光、音、臭い」を比べれば、
    
圧倒的に、
「光」は速いスピードで、遠い距離まで届きます。
  
なので、【 視覚情報は他人に伝えるのに非常に便利 】なのです。
  
  
では、「触覚、味覚」はどうでしょう?
  
  
この2種の感覚については、
対象物に直接触れなければ、感知できません。
  
  
そういう意味で、
  
「光、音、臭い」より、
「肌触り、味」の方が、
    
他人と共通の認識を持つのに手間が掛かる訳です。
  
  
例えば、人類全員の「視覚」が封じられたとしましょう。
  
人類全員が盲目です。 
  
   
私が、「こっちにめちゃくちゃ柔らかいモノがあるぞ!」
   
と、叫びます。
  
  
それを証明するにはどうしたら良いですか?
  
  
他の人が寄ってきて、
「あ、ほんとだ!めっちゃ柔らかい!」
  
という風に、
本人が体感すれば、その人には証明できます。
  
  
でも、私の言う事を信じない人がいて、
  
「そっちに柔らかいモノがあるなんて、絶対に信じないぞ!」
という人がいたとしましょう。
  
  
その人に、「柔らかいモノがある事」を証明するの不可能です。 
  
  
【 対象物に触れなければ、決して感知できない 】のですから。
  
  
ライト兄弟に対して、
「飛行機なんて作れっこない」と言った人も、
 
飛んでいる飛行機を自分の目で見れば、
信じざるを得ませんが、
  
対象に触れなければ分からない事を他人に証明するには、
本人に触らせるしかないのです。  
  
    
  
で、人間の「心理、感情、意識」という要素も、
  
「触覚、味覚」と同じく、
【 本人が直接体感しなければ、感知できない対象 】です。 
  
  
しかも、現代の機械で測定する事は出来ません。 
  
  
「紫外線」や「菌・ウイルス」は、
肉眼では捉えられませんが、
    
機械を使って、目に見える形で測定できるので、
その存在が広く証明されている訳です。
  
  
現在、人間の「心理、感情、意識」を測定できる機械はありません。 
  
でも、【 本人が感じれば、確かにあると体感できるモノ 】です。 
  
  
現代の機械で測定できないモノは、
「存在しないも同然」と決まっているのですか?
  
現代の機械で測定できない物質やエネルギーは、
「この宇宙に存在しない」と言い切れますか?
  
  
機械で測定できなくても、
「人間の持つ感覚で捉えられるエネルギー」が、
この宇宙に存在しないと言い切れますか?
  
   
  
現代の多くの心理学者は、
目に見えるデータで人の心を分析しようとしていますが、
  
私から見れば、
  
【 料理を目の前にして、機械を持って来て、
 「辛味、旨味、塩味、甘味」などを測定して、
    
 これはこういう味のハズだ! 】
  
と主張しているに等しいです。
  
  
そんな事しなくても、「さっさと食えばわかるよ!」って(笑)
  
  
でも、自分の「味覚」に自信が無いのか、
  
機械で測定した目に見えるデータを持ち出さないと、
他人に認められないからなのか、
  
「食えば分かる味」を、
「機械を使って測定しようとしている」のです。
  
  
「視覚情報」だけに頼って、味がわかるか?って。
  
わかるハズないでしょ。
  
  
心も一緒です。 
  
  
視覚情報だけに頼って、人間の心がわかる訳が無い。
  
それを測定する機械も無いし、
  
味のように、
「旨味はいくら…、糖度はいくら…」と数値化しても、
  
正確な味が全てわかる訳ではありません。
  
  
でも、人間には【 心を感じる感覚 】が備わっています。
  
  
「感情」や、「潜在意識の要望」を感じる感覚です。
  
他にも、「目に見えないエネルギー(波動)」を感じる感覚もあります。
  
  
それを、【 第六感、第七感 】と呼ぶかどうかは知りませんが。
  
  
その感覚を使わずして、心の姿など理解できるはずもありません。 
   
   
料理研究家が、
  
自分の味覚を使わず、機械の測定に頼って
料理を研究しているようなモノです。
  
  
  
で、ここで「重大な事実」を述べたいと思いますが、 
  
  
世の中で心理に関わる仕事をしている人は多くいますが、  
私から見れば、その中の大半の人々は、
  
視覚情報に頼り切っていて、
【 自分の心の状態を感じる感覚 】を使っていません。
  
  
だから、心理学者だ、心理研究家だと名乗っていても、 
  
私から見れば、【 自分の味覚を使ってない料理研究家 】なのです。
  
  
非常に滑稽だと思いませんか?(笑)
  
  
そういう人が、大学教授だったり、有名人だったりするのです。
  
  
料理の味だって、機械で味の全てを測定できる訳じゃないでしょ?
  
人間心理も同じです。
  
  
ワインのソムリエは、
自分の「味覚」や「嗅覚」が頼りの職業だと思います。
  
機械やデータばかりを使っていますか?
  
  
心理職も同じです。
  
自分の「心の状態を感じる感覚」が頼りの職業です。
  
  
ワインを、「機械で測定したデータ」だけで語っても、 
  
その人は、料理に合った、
美味しいワインを提供できるソムリエになれますか?
  
  
なれる訳がありません。
  
  
心理職は、【 感覚が頼りの職業 】です。
  
  
自分や他人の【 心の状態を感じる感覚 】が頼りです。
  
  
でも、自分の潜在意識の声すら、
まともに聞き取れていない心理職の人間ばかりで、
  
私は辟易していますよ。


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