2018年06月11日

子供への八つ当たりを止める方法

先日の子育てに関する記事で、
  
【 子供に「八つ当たり」ばかりしていると、立派な奴隷に育つ 】
  
というメカニズムを解説しました。
  
  
でも、好きで「八つ当たり」している人はあまりいないでしょう。
  
  
「やりたくないけど、衝動的にしてしまう…」
  
そんな人が多いかと思います。
  
  
では、なぜ「子供に対する八つ当たり」を止めることが出来ないのか?
  
止めるにはどうしたら良いのか?
  
  
という話を、今日は解説したいと思います。
  
  
  
イライラを他人にぶつけるというプロセスを分解すると、
  
1.イライラを「感じる」
2.イライラを「溜め込む」
3.イライラを「ぶつける」
  
と、3段階に分かれます。
   
  
ですから、八つ当たりを止めたければ、
  
そもそもの段階で、
【 怒りを「感じない事、溜めない事」】が大事です。
  
  
まず、感じないという部分に関してですが、
私は、幼い子供に対して「怒り」を感じません。 
  
  
前回にも書きましたが、
  
・本人に悪気や悪意はない
・知性がまだ未熟だから、怒っても無駄
  
という理由もありますし、
  
  
多くの人は、
  
・子供が自分の思い通りにならない時
・子供がワンワン泣き喚いている時 
  
に、イライラを感じると思います。
  
  
でも、私は子供がワンワン泣き喚いても、
  
さすがに「うるさいなぁ…」とは思いますが、  
子供に対してイライラする事はありません。
  
  
なぜならば、私は、
   
【 いくら子供が泣いていても、無視して自分の都合を優先できる 】
   
という「心構え」があります。
  
  
子供が泣いていると、「何かしてあげないと!」 
と思い込んでいる人は多いかも知れませんが、 
   
私は、自分が「子供の相手」を出来ない時は、
泣いている子供を無視します。
  
  
泣いている子供を構い過ぎると、
自分に掛かる負担は大きくなりますし、過保護にもなります。
  
  
私はいくら子供が泣き喚こうが、
自分の都合を優先する事で、イライラしないし、
    
子供に対しては、
「諦めること」も覚えてもらいたいと思っています。
   
   
長女は、基本的に母親にベッタリで、
キッチンで料理をしている時もまとわりついて、
  
妻は料理がしにくくて困っていました。
  
  
で、「幼児用の柵(ゲート)」を設けて、
長女がキッチンに入れない様にすると、
  
長女は自分の望みが叶わず、ワンワン泣き喚きます。
  
  
でも、構わずに何日も続けていると、
自然と「諦める事」を覚えるのです。
  
  
私が育児で意識しているのは、
  
1.できる限り本人の自由にさせる事
2.大人の都合に悪い場合は、諦めさせる事
  
この2つのバランスです。
  
  
別に、子供がワンワン泣き喚いたって、死ぬわけじゃありません。
  
私の基準は、
【 病院の世話になるような、大きな病気や怪我をしなければ良し 】です。
  
  
子供が泣いたとしても、
  
本当に助けが必要な場合もあれば、
ただのワガママという場合もあります。
  
  
以上を踏まえて、私が子育てで意識しているのは、
  
1.病院の世話になるくらいの病気や怪我をさせないようにする
 (※ 逆を言うと、少しの怪我くらいはするのが当然と思って許す)
   
2.平常時は、出来る限り本人の自由にさせる
  
3.大人の都合に悪い時は、いくら泣き喚いても諦めさせる  
 (※ 泣いている子供を叱る訳では無く、いくら泣いてもずっと放置する)
  
こういう基準で考えているのです。 
  
  
泣いている子供にイライラする主な理由は、
  
「泣いている相手には、何かしてあげないといけない!」
「泣いている相手を無視してはいけない!」
  
という思い込みがあるからです。
  
  
そう思うからこそ、自分の負担に感じるのです。
  
  
私は、子供が泣いていても、
自分の都合に悪いと無視しますから、
  
泣き喚く子供を負担に感じることも無いし、
イライラする事も無いのです。
  
  
それに、泣いている子供を叱っても、
逆効果でさらに泣き喚くでしょ?
  
  
子供に何かを諦めさせるには、
  
泣いている子供を叱ることも無く、
無視して放置し続けるのが一番です。
  
  
  
ここまでが、「イライラを感じないための方法論」です。
  
  
では、次に「イライラを溜め込まない方法論」についてですが、  
   
自分が溜め込んだイライラを
子供にぶつけてしまう理由のひとつは、
     
「本来怒りたい相手」に怒ることができずに、
その抑圧の反動として、弱者にぶつけてしまっている訳です。
  
  
本当に怒りたい相手には抵抗できずに、鬱憤が溜まっているから、
その憂さ晴らしを、自分より下の弱者でやっているのです。
   
   
学校や会社などの組織内で起こる「イジメ」と同じ理屈ですよ。
  
  
イジメは、自分が傷つく事なく、
怒りを発散させられる方法です。
  
しかし、ケンカとなると、
自分が傷つく怖れがあります。
  
  
自分が傷つきたくないから、
ケンカを避けて、イジメをするのです。
  
  
しかし、人生では自分が傷ついてでも、
戦わなければならないシチュエーションがあります。
  
  
他人が自分の大切なモノを奪おうとしてきた時に、
戦わなければ、そのまま奪われてしまいます。
  
  
人生で、他人が奪いに来るモノはたくさんあります。
  
  
時間、お金、労力、信念、精神、人生、命、大切な他人…、
  
そういうモノを他人が奪いに来る事も、人生では有り得ます。
  
  
そんなとき、傷ついてでも戦わないと、大切なモノを守れません。
  
  
だから、自分が傷つく事やケンカを極端に怖れていては、
  
大切なモノを奪われ続ける人生になってしまいます。
  
  
自分がそのようなメンタルだったら、
きっと、子供もそのようなメンタルに育ってしまいます。
  
  
【 自分は他人に対して無力で、強者に支配されるしかない… 】
  
そんな価値観を植え付けてしまうことになるでしょう。
  
  
自分の怒りは、弱者に八つ当たりするのでは無く、
   
きちんと正当な相手に対して表現するべきです。
  
   
「自分が傷つく怖れ」を乗り越えて、そうするべきなのです。
  
  
・勇気の無い人間が、「八つ当たりで」弱者をイジメるのです。
・勇気の無い人間が、「抵抗できずに」強者からイジメられるのです。
  
  
私は、基本的に心も広いし、あまり怒らない人間ですが、 
舐めた態度で、舐めた事をする相手には容赦しません。
  
  
それは、自分の為であると同時に、相手の為でもあるのです。
  
相手のネガティブなバランスを取ってあげる行為でもあるのです。
  
  
  
私が子供にイライラしない、イライラをぶつけないのは、
  
・子供を思い通りにしようとせず、極力自由にさせている
・子供が泣いていても、自分の都合を優先して無視できる
・子供に怒りをぶつけても無駄・逆効果だと理解している
・怒りを感じたらすぐに表現するので、怒りが溜まらない
  
という事です。
  
  
まぁ、実際私の様に対応できる為には、
  
かなり「精神的な成熟」が必要ですけどね。
  
  
ただ、間違った常識に縛られている部分も大きいと思うので、
  
「有害な常識」を捨てるだけで、幾分かはラクになると思います。


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