2018年05月29日

AIは人間の生活をどう変えるか?

昨今、「AI」と「経済」の関係について、
様々な議論やニュースがあります。
  
  
AIが働いてくれる分だけ、
生活コストが下がって、人間は働かなくて済む様になる…とか、
  
AI時代に備えて、
ベーシックインカムを導入せよ!…とか、
  
  
めちゃくちゃ「的外れ」な意見もあります。
  
  
結局は、「経済学者」も、
世の中で「ご意見番」や「知識人」と呼ばれる人たちも、
  
【 AIが人の生活をどう変えていくのか? 】
  
サッパリイメージが出来てないんだな…という事がわかりました。 
  
  
そもそも、AIってどういう判断を下す知性なのか?
  
って事もわかってない。
  
  
で、人間は「わからない事について考えたく無い」ので、
  
思考を放棄して、無策になるのです。
  
  
AI時代に備えて、子供にどういう教育をしていけば良いのか? 
  
それを理解している教育者も、ほとんど皆無です。
  
  
わからないって事は、
子供に対して適切な教育が出来る訳ありませんね。
  
  
要は、AIの誕生によって、社会はどう変わっていくのか…?
  
それを理解している人は、
知識人と呼ばれる人たちも含め、
  
「この世にほとんどいない」という事です。
  
  
まるで、AI自体が、人類が初めて遭遇する、
「知的生命体(エイリアン)」の様なモノですね。
  
  
AIは、超論理的思考を行います。
  
「感情的な判断」ばかりを下す人間には、
AIの思考プロセスや判断基準は、理解不能でしょう。
  
  
しかし、私も超論理的思考を行うので、
AIがどういう思考プロセスを行い、どういう判断基準を下すか?
  
それが、よく分かります。
  
  
「会話が可能なAI」と「最も親和性の高い人間」がいるとすれば、
私だと思いますよ。
  
  
なので私は、AIと人間の「橋渡し役」が出来ると思います。
  
  
で、AIが社会をどのように変えていくのか?って話ですが、
  
この世にある仕事の中で、
「AIの方が得意な仕事」は、全てAIが担うようになるでしょう。
  
  
なので、【 仕事(収入を得る手段)が無くなる 】という事が起こります。
  
  
その対策として、ベーシックインカムを推す人もいますが、
  
私が何度も言っている通り、
ベーシックインカムは上手く行くハズがありません。
  
  
人間心理がわからず、数字ばっかり追っかけている人間には、
「何もせずにお金を受け取った人間」がどうなっていくのか…?
  
という事が、わからないのでしょう。
  
  
過去を振り返ると、コンピュータの登場によって、
コンピュータに仕事を奪われた人はたくさん居たでしょう。
  
でも、コンピュータを使う仕事は増えたので、
コンピュータを使いこなせる人は、収入を得ることが出来ました。 
  
  
なので、大切な事は、
  
【 自分がAIを使いこなして仕事をする 】という視点です。
  
  
でも、そもそも「AIがどんなもんか?」を
理解している人が少ないので、
    
「AIを使いこなすって何?」って感じでしょう。
  
  
経済の本質とは、
  
【 仕事によって価値を生み出し、他人と交換する 】
  
という事です。
  
  
どんな時代になろうとも、
  
【 他人に価値を提供する 】という行為が重要であることは、 
 
変わる事がありません。
  
  
他人(社会)に価値を与えられない人間は、
他人(社会)から価値を受け取る事が出来ないのです。
  
これは、いつの時代にも当てはまる普遍的な原則です。
  
  
ベーシックインカムのように、 
  
社会に価値を提供しない人間が、
一方的に社会から価値を受け取るシステムなど、
  
不公平すぎて、上手く行く訳が無いのです。
  
  
それに、依存的なバカに金を渡したって、
建設的な使い方など出来ず、無駄遣いしか出来ません。
  
カネをばらまくより、
「良い教育」をばらまかないと意味がありません。
  
  
  
で、ここからが、重要な部分です。 
  
  
AIの登場によって、何が重要な変化なのか?というと、
  
【 命令に従うだけで、お金をもらえる時代が終わる 】のです。
  
  
これまでは、
会社の命令に従うだけで、価値を生み出すことが出来ていました。
  
  
しかし、「命令に従って正確に業務を遂行する」という行為は、 
  
AIの超得意分野です。 
  
  
人間が勝てる訳ありません。
  
  
今は、人間の指先はロボットには苦手な行為ですけど、
  
いずれ、人間の指先の動きを
正確に再現できるロボットも開発されるでしょう。
  
  
商品陳列などの、カンタンな雑用なら、
  
「高額なロボット」にやらせるより、
「賃金が安いバイト」に任せた方が良いかもしれませんが、
  
指先を使った熟練の職人技なども、
ロボットに取ってかわられる可能性もあります。
  
  
たとえば、「回転寿司用の刺身を切る、鮨を握る」という行為も、
ロボットがこなすようになるかもしれません。
  
  
要は、「肉体労働、時間労働」は価値が、どんどん低くなって言って、
  
「頭脳労働、創造労働」をして、AIを使う側に回る必要がある…
  
という事です。
  
  
その為に必要なのは、【 主体性 】です。 
  
  
【 他人に喜ばれる商品・サービスとは何なのか? 】
   
それを考え、新たに創造するという行為が、仕事になるのです。
  
  
要は、「経営者的な思考」が必要になってくるのです。
  
  
「AIを使いこなす側」になる為に必要なのは、
  
【 精神的な成熟度 】です。
  
  
手足を動かすのでは無く、考える事が主な仕事になるのです。
  
  
AIを使いこなす側に回れない人は、 
  
AIやロボットにとって苦手な仕事や、
高額なAIやロボットを使うと割に合わない低レベルな雑用しか、
  
仕事が残らないという事になります。
  
  
AIは、例えるなら【 超優秀な奴隷 】です。
  
  
1.奴隷(AI)を使う側に回って、頭を使って仕事をするか?
  
2.AIに奴隷として負けて、「AIのおこぼれ的な単純労働」をするか?
  
  
そういう風に、二極化していくのです。
  
  
ですから、現在の学校教育のように、
「奴隷を養成するような教育」を続けていれば、
  
全部、AIに持って行かれてしまうのです。
  
    
【 AIに負けると分かりきっている、「奴隷としての土俵」】に、
  
今の子供たちを送り込もうとしているのです。
  
  
本当に大事なのは、 
 
・人が喜ぶ事って何だろう?
・人の役に立つ事って何だろう?
  
という事を、真剣に考える行為です。
  
  
それが出来る人が、「AIを使いこなす側」に回ります。
  
  
そういう人が作った商品やサービスは、たくさん売れるでしょう。
  
  
でも、他人や社会に価値を提供していない人は、
たくさんお金を持つ事はありません。
  
  
ですから、制限された不自由な生活をするしかありません。
  
  
もし、全ての人間が、
死なない程度に生活が保証されたとしましょう。 
  
  
でも、40代になっても、
  
60代、70代の親のスネをかじって、
実家で引きこもっているニートの人っていますよね?
  
生活が保証されていても、人間はまったく働きません。 
  
  
働くって行為には、「強い責任感」が必要です。 
  
  
わざわざ「重い責任」を背負うには、それなりに理由が必要です。
  
  
理由もなく責任を背負いたがる人間はいないので、
  
生活が保証されたとしても、それだけで
  
「AIを使いこなして価値を生み出す側に回る人間」
が増える訳ではありません。
  
  
それに、この世には「対人恐怖症」の人も多いです。 
  
家族以外の人間と会う事がおっくう…って人も多いですが、
  
そんな人が、生活が保証された上で、
前のめりに働こう!なんて思わないです。
  
  
結局、人間のメンタルがネガティブであれば、
  
「AIを使いこなす側」には回れません。
  
  
精神的にポジティブで無ければ、AIを使いこなせないのです。
  
  
でも、親も学校も、
子供をネガティブに育てる教育を施しています。
  
  
AI時代に適応できない様に育った子供は、 
  
自分の才能も開花させられず、大した仕事も出来無い…、
  
そんな、退屈で貧しい人生を強いられるようになるのです。


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