2017年04月05日

AIに感情はわからない

AI関連の記事には、
「的外れな内容」のモノも多いです。
  
  
「AI脅威論」も、そのうちの一つですね。
  
映画「ターミネーター」や「風の谷のナウシカ」の世界のように、
AIが人類を滅亡させることなど、あり得ません。
  
  
AIに「兵器を管理させる」という事をしなければ、
AIが軍事的に反乱を起こすことなど、物理的に不可能だし、
  
AIがどんなに頑張っても、
  
ハッカー(クラッカー)と化して
「コンピュータを使えなくさせる」
  
くらいの事しか出来ません。
  
  
【 物騒な事が出来る機械・ロボット 】と、
「AI」をネットワークで繋がなければ良いだけの話です。
  
もし、AIでそんな物騒な事が起こったら、
それを「物理的に可能な状態」にした人間がアホ過ぎるだけの事です。
  
  
で、AIについての記事を読んでいくと、
  
・AIに感情を理解させる
・AIに感情を読み取らせる
  
という内容の記事を見かけます。
  
  
どうも、「表情、脈拍、発汗、言葉遣い」などから、
人の感情を読み取らせようとしているようです。
  
  
ですが、ハッキリ言っておくと、
  
AIには、決して「感情」は解りません。
  
  
「わかったフリ」をさせることは出来るかも知れませんがね。
  
  
なぜ、AIに感情がわからないか?というと、
   
感情は、エネルギーシステムであり、
「有機生命体」で無ければ持つ事が出来ないからです。
  
  
例えば、AIが「悲しい! 嬉しい!」と言ったって、
  
AIに、「この料理美味しい!」と言わせているのと同じです。
  
  
でも、実際にAIには「味」がわかりませんよね?
  
  
「AIに絶対に出来ない事、わからない事」は、
  
【 肉体を持っていなければならない事 】です。
  
  
例えば、AIに、
「オシッコが出る時の感覚」など、わかるハズもありません。
  
AIには、「肉体の痛み」もわかりません。
  
  
それと同じで、AIに感情は解らないのです。
  
  
じゃあ、
  
「表情、脈拍、発汗、言葉遣い」を読み取ってわかるのは何か?
  
っていうと、
  
【 表面的な「精神状態」や「気分」】です。
  
  
しかし、それらは厳密に言うと、【 感情 】とは呼べません。
  
  
例えば、AIが人の「表情、脈拍、発汗、言葉遣い」を観察して、
  
【 この人は緊張しているようだな… 】と判断したとしましょう。
  
  
しかし、緊張の根本は「恐怖」です。
  
  
しかしAIは、何かに対して「恐怖」を感じる事はありません。
  
  
恐怖は、
   
生命体(動物)が、「身の危険」を感じたときや、
知的生命体(人間)が「非論理的なネガティブ観念」を持っているときに、
  
感じます。
  
  
AIは、「生命体」でも無いし、「非論理的」でもありませんから、
  
恐怖を感じる事はありません。
  
  
人間が「恐怖って言うのは、こういうモノだよ」と教えて、
  
それを表面的に理解する事はできるでしょう。
  
  
しかし、AIは決して【 恐怖を体感出来ない 】のです。
  
  
体験を通していない事については、
完全に理解する事はできません。
  
  
「予想」や「イメージ」は出来ても、
実際に感じてみないと、「恐怖心がどういったものか?」
  
を、正確に把握することは出来ないでしょう。
  
  
AIは、肉体を持っていませんから、
  
肉体が無いと分からない事は、理解できないのです。
  
  
例えば、これから科学技術が進歩して、
  
AIが人間の舌や味覚、嗅覚を研究し、
人間の味覚、嗅覚を模した機械を造って、
  
「美味しい料理の法則やレシピ」をAIが見つけようとしても、
  
とびきり美味しい料理を食べたときの、
全身にエネルギーが流れて、シビれるような感覚(肉体的快感)は、
   
AIやロボットが持つ事は出来ないでしょう。
  
  
「人工の食品添加物・甘味料などを食べた時の気持ち悪さ」も
わからないでしょうけど(笑)
    
  
そういう意味で、「心理」や「料理」などは、
  
AIにとっては【 苦手ジャンル 】と言えます。
  
  
「視覚」や「聴覚」は、
コンピュータやロボットにも持たせる事はできますが、
  
その他「嗅覚、触覚、味覚、第六感」などは、
コンピュータやロボットにすると、苦手分野でしょう。 
  
  
インターフェース(入力装置)の問題もありますし、
エネルギー的な感覚がわからないというのもあります。
  
  
私がやっているように、
「人を見て、その瞬間に相手の精神バランスを見抜く」
  
と言うような事は、AIには不可能でしょうね。
  
  
パワーストーンの、
エネルギーの「強さ」や「質」もわからないでしょう。
  
  
私が感じているのは、
視覚でも無いし、聴覚でもありません。
  
他人の発言や態度からも多少読み取りますが、
一番は「エネルギー的な感覚」によって読み取っていますからね。
  
  
人類は、心理に関して無知ですから、
  
心理分野において、
AIで出来る事と出来ない事の、見極めが付かない訳ですね。
  
  
AI黎明期という事もあって、
  
「真実の情報」も、
「素人の予想みたいな間違った情報」も、
  
入り乱れて記事になっていますが、
全てを鵜呑みにしない事が、肝要です。


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