2017年02月20日

商売は「比較」

先日、弟子に対して教えたことですが、
  
「仕事では、比較で勝たなきゃいけない」
  
という話をしました。
  
  
なぜなら、消費者というのは、 
 
【 常に何かと比較して、お金を使っているから 】です。 
  
  
人がお金を持っていたら、 
 
自分の中の価値観で、「優先順位が高い順」に、お金を使います。
  
  
例えば、飲食店を例に取ると、 
競争の激しい地域では、よくお店が閉店します。
  
  
もし、その地域に飲食店が一件しかなければ、
そのお店は潰れないでしょう。
  
「希少価値」があるからです。
  
  
しかし、魅力的なお店がたくさんひしめき合っていれば、
  
消費者は、その中で一番良いお店を選びます。
  
  
自分がラーメンを食べたいときに、
近所にラーメン屋が10件あったとしましょう。
  
その時、10件の中で一番食べたいお店に行きます。
  
  
それ以外の9件は、選ばれなかった訳です。
  
  
10件のうち、
  
・3件が塩ラーメン屋
・3件が醤油ラーメン屋
・4件が豚骨ラーメン屋
   
だっとしましょう。 
  
  
豚骨ラーメンが食べたい時は、
 
その4件の中から、
「今、一番食べたい!」と思うお店を選びます。
  
  
商売では、消費者にとって【 その時点での一番 】にならない限り、
  
「時間」や「お金」を使ってもらえないのです。
  
  
例えば、宇宙人がたくさん地球にやってきて、
その宇宙人には、「腕が4本」あるとしましょう。
  
  
腕4本でピアノの演奏をされたら、
人間の演奏は勝てないかも知れません。 
  
  
もし、「腕4本でのピアノ演奏」がスタンダードになれば、 
腕が2本のピアニストは、プロでいられなくなるかもしれません。
  
  
バスケットボールだって、
体格の良い黒人が有利で、小柄なアジア人には不利ですからね。
  
  
今、何かの仕事でプロとして認められている人がいても、
   
業界全体のレベルが上がったものの、
その人自身がほとんど成長していないとしたら、
   
その人はプロではいられなくなるのです。
  
  
コンビニが出てきて、
駄菓子屋が淘汰されるのと同じです。
  
  
昔は、駄菓子屋にも需要がありました。
  
でも、それよりも「もっと便利なお店」が出来て、
業界全体の基準が上がったわけです。
  
  
今までは必要とされていたモノがあっても、
業界のレベルが上がれば、必要なくなるのです。 
  
  
例えば、スマートフォンの登場で、
「デジカメ」や「カーナビ」の売上げが落ちるのと同じです。 
  
  
商売というのは、
  
【 世間のニーズ(パイの大きさ、潜在的需要) 】
【 同業者との比較(パイの占有率、ポジションの確立) 】
   
によって、大方上手く行くかどうか決まります。
  
  
ですから、商売人たるもの、
   
【 世間の動き、時代の流れ 】を読まなきゃいけないですし、
  
【 業界や同業者の観察、分析 】をしなければなりません。
  
  
それが出来ていないのに、
商売が長期的に上手く行く訳ありません。
  
  
上記の2点を見誤れば、「淘汰される側」に回っても仕方ありません. 
   
  
自分の提供している商品やサービスに関して、
  
・「世間のニーズ」は、増えていくのか? 減っていくのか?
  
・業界の平均レベルや同業者と比較して、自分は勝っているのか? 
  
 他人がマネできない様な、追随出来ない様な、
 他人に侵されないポジションは確立出来ているのか?
  
  
日々情報収集し、チェックしなければなりません。
   
  
もし、同業者と比較して勝っていても、
業界全体が時代に淘汰されたら、商売は潰れてしまいます。
  
  
例えば、自分が「日本一のそろばんメーカー」の社長だとしても、
電卓が誕生した瞬間に、商売は厳しくなるでしょう。
  
  
新聞やテレビ、雑誌などの既存メディアも、
ネットの登場で、昔よりどんどん厳しくなっているみたいです。
  
それを見越して対策を立てていないと、淘汰されても仕方ありません。
  
  
「ウチがヨソと比べて一番良い新聞だ!」って言っても、
新聞自体にニーズが無ければ、商売は成り立ちません。
  
  
商売人にとっては、
  
・「世間や時代の動き」を観察し、先読みする
  
・「業界のレベル」や「同業者」を観察・分析し、自分と比較する
 
  
それが、【 最低限必要な、日々の習慣 】です。
  
  
それが出来ていない商売人は、目先では上手く行っている様に見えても、
  
時代が変わった瞬間に、一瞬で淘汰される事になるでしょう。
  
  
しかし、上記の2点を意識していない人が、いかに多いか。 
 
何も考えず、目先だけ見て商売している人がめちゃくちゃ多い。
  
  
【 時代の動きは気にならない、業界や同業者について詳しくない、】
  
そんなんじゃ、商売が潰れても当然です。
  
  
お客さんがお金を払ってくれるのは、
【 他と比較した上で 】なのだから、
    
自分の「立ち位置」や「存在意義」が気にならないのはオカシイです。
  
  
結局、お客さんが来るかどうかは、 
 
「時代のせい、景気のせい、運次第」
  
という風に、【 自分以外のモノ 】のせいにしているから、
 
「主体性」が無く、「情報収集や観察・分析」もしないのです。
  
  
私は、常に「時代の流れ」と、
「業界や同業者のレベル」をチェックしています。
  
それは、末永く自分の商売を続けていく上で、必須の習慣です。
  
  
私のやっている仕事は、オンリーワンでナンバーワンですが、
   
何せ、「時代のニーズ」がまだ追いついてきていません。
  
 
今はまだ、世間的には
「結果の出ないエセ心理」の方が、需要ある訳です。
  
  
しかし、これから数年かけて、
   
確実に「時代のニーズ」は、
  
【 結果の出る「本物の心理」を求め始める 】と、確信を持っています。
  
  
例えば、私が「株の投資家」だとしたら、
  
「絶対に値上がりするとわかりきっている株」に対して、
徹底的に仕込んで仕込んで、仕込みを入れまくっている状態です。
  
  
あとは、「値上がりするタイミング」をのんびりと待つだけです。
  
  
ですから、私自身は悠長に構えてられるわけです。
  
  
商売でお金を使ってもらえるかどうかは、完全に比較なのだから、
  
息の長い商売をしようと思ったら、
  
【「時代のニーズ」に応え続ける 】と同時に、
【「比較」でも勝ち続ける 】必要があります。
  
  
その両方が揃って初めて、長期的に安心できる商売が出来ます。
  
  
その為に、「時代の流れ」と「同業者や業界のレベル」は、
絶対に知っておく必要があります。
  
「業界の平均」や「同業者」のレベルと比較して、
質の高い商品やサービスを、研究開発し続ける必要があります。
  
  
それを気にせず商売している人が、不思議でなりません。
  
  
特に、「時代の流れ」を気にしていない人が多すぎます。
  
  
それも、商売に対して主体性が無く、奴隷根性だからです。
   
奴隷社長は、商売を潰しますね。


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