2017年01月08日

経済の話

前回の記事に絡んだ話ですが、
  
人は、「国の経済や景気」の為に働いている訳ではありません。
  
  
そんな漠然としたモノの為では無く、
  
出来る限り、
【 幸せに、快適に暮らしたい 】と願っているのです。
  
  
「働くよりも、ニートの方が幸せに快適に暮らせる」という人は、
  
働かない生き方を選択するのは自然な流れです。
  
  
年収が低くても、幸せに快適に暮らせているなら、
その人の生活に対する満足度は高いはずです。
  
逆に、
  
年収が高くても、不幸で不快な暮らしをしているなら、
生活に対する満足度は低いはずです。
  
  
昔の人は、
  
「三種の神器(テレビ、洗濯機、冷蔵庫)を手に入れたい」
というモチベーションで、必死に働きました。
  
  
その時代は、働いてとにかくお金を稼ぐ事が、
「快適な生活」に直結していたわけです。
  
  
しかし、今はどうでしょう?
  
  
誰にとっても、必ずしも、
働く事が「快適な生活」に繋がっている訳ではありません。
  
  
むしろ、イヤな仕事をしてストレスが溜まって、
うつ病になるような人もたくさんいます。
  
  
実家で暮らしている人であれば、
働かなくても生きていける人もいます。
  
  
経済をよくしたければ、
  
人間の【 働く動機 】に働きかける必要があります。
  
  
そして、今の時代、
「お金というエサ」で働く人ばかりでは無いわけです。
  
  
そこら辺の「人間心理」を加味しなければ、
  
経済学者の考える施策は、全てが的外れとなるわけです。
  
  
なんとか、企業の内部留保を投資に回させようとしても、
  
企業も、国の景気やGDPの為に経営をしている訳ではありません。
  
  
人間自体が情熱的に生きるようになったり、成長を目指さなければ、
  
いくら環境を整えようとも、実体経済が良くなっていく訳がありません。
  
  
あと、現代社会の大きな問題として、
  
「女性の労働」と「子育て」が経済的な課題となっています。
  
  
働きながら子育てがしにくい、
  
働くために保育所に預けようにも、
保育所の数が少ない、保育士の給料が安い
  
などの問題があります。
  
  
これらは、一体どうやって解決していけば良いでしょうか?
  
  
ちなみに、私の家庭では、子育てに掛かる負担が、
一般家庭の「10分の1」くらいだと思います。
  
  
「子供のそばにいながら仕事が出来る」と言う事もありますし、
  
私のお客さんも、堅苦しい人たちじゃ無いので、
別に仕事の場に誰かの赤ちゃんがいても、何とも思いません。
  
  
一般企業のビジネスの会議に、
赤ちゃんがいて泣き出したら、つまみ出されるでしょうけど(笑)
  
私の周りではそういったことはありません。
  
  
さらに、いざという時には、
ベビーシッターを頼める人間関係もあります。
  
  
あと、物理面では無く、精神面に関しても、
  
赤ちゃんを過保護にしないように、
無駄なエネルギーを割きすぎないようにしている点も、
  
自分の負担を減らす要因になっています。
  
  
  
・「働き方」の効率が良い事
・「人間関係・信頼関係」が豊かである事
・「心理の法則」を理解していていること 
  
  
などで、【 子育てに関する負担 】を減らしまくっています。
  
  
本当は、誰にでも可能な事のハズですが、
  
一般常識という枠に当てはめて生活している限り、  
子育ての負担は減らないでしょう。
  
  
子供の教育に関しても、
  
本当に効率良く子供を教育すれば、
10代前半からでも仕事をしてお金を稼ぐ事は可能だと思います。
  
  
22歳とか、24歳まで学生をやらなくても良いです。
  
どうせ、社会に出ても役に立たない事を学んでいる訳なので。
  
  
効率良く子供を育てれば、
子供の精神的自立・経済的自立を、10年は短縮できるでしょう。
  
  
そうなれば、
10代の子供でも「経済にとってプラスの存在」となりますし、
  
若くしても経済力を得る事ができれば、
若年者の妊娠に対しても、今よりよほど寛容になれるでしょう。
  
  
私が思い描いている社会が現実になれば、
  
徹底的に無駄が省かれ、効率が高まり、
多くの人が幸せに快適に暮らせる世の中になるでしょう。
  
  
私の中に、どうすれば良いか?というアイデアはありますが、
  
それが採用されるには、
世の中の人々の意識が成熟しなければなりません。
  
  
人間が、「なぜ効率が悪いとわかりきっている方法」を選択し続けるか?
  
  
というと、それは【 恐怖 】があるからです。
  
  
常識の枠から外れる事で、快適に生きていけるとしても、
  
常識から外れて、他人から変な目でみられる事が怖いのです。
  
  
外見を気にして、中身を失っているのです。
  
  
例えば、真夏でも
「ジャケット」と「ネクタイ」している人っていますよね?
    
  
別に、それが「仕事の出来る出来ない」には直結していないハズです。
   
  
でも、「他人の目」や「常識からはみ出る事」が怖いので、
  
【 無駄な社会的慣習 】を続けるのです。
  
  
ゼロベースで考えて、無駄を削ぎ落とす事を考えなければ、
  
劇的に効率など上がりません。
  
  
しかし、ほとんどの人はゼロベースで考える事が苦手です。
  
  
今までこうやってきたから、これからもそうするんだと、
  
過去にしがみついていて、
「一旦ゼロに戻して考える」という事ができません。 
  
  
無駄とわかっていても、方法を変えることが怖いのです。
  
もし、何か問題が起こったときの責任を取りたくないのでしょう。
  
  
恐怖が、無駄を生む原因です。
  
恐怖が、効率を下げている原因です。
  
  
人間は、恐怖を無くせば無くすほど、効率が高まります。
  
  
例えば、稼いだ金をギャンブルで散財する…、
  
これは、お金の使い方の効率が悪いです。
  
  
でも、なんでそんな事するのか?っていうと、
  
精神がネガティブだからです。
  
  
精神がネガティブであればあるほど、
 
「長期的効率、全体最適」ではなく、「目先の事」しか考えられず、
「その場しのぎの方法」に逃げるのです。
  
  
私は、子育ての負担を減らす方法をたくさん理解していますが、
  
それを教えても、採用する人は少ないでしょう。 
 
  
なぜなら、常識と違う方法を採用するのが怖いからです。
  
  
常識からはみ出る事を怖れ、
非効率的で無駄な方法を続けるのです。
  
  
結局、恐怖と向き合い、克服しなければ、
  
【 無駄は省けない、効率も上がらない、自分の負担は減らせない 】
  
と言う事です。
  
  
これから、少子高齢化が加速していく世の中で、
  
日本経済を根本的に良くするアイデアを持っている人は、
  
ほとんど皆無ではないでしょうか?
  
  
問題だ! 問題だ! とは言いますが、
 
「こうすれば根本的に持続可能な社会ができるよ!」
  
って言える人がいないのです。
  
  
だから、みんな将来に不安を抱えているのでしょう。
  
  
みんな、「幸せで快適な暮らし」がしたいと思っています。
  
  
それを実現させるには、
  
一人一人が価値を生んでいくこと、
一人一人が対人恐怖を乗り越え、信頼関係を気付いていくことです。
  
  
これ無しに、実体経済を根本的に良くしていく方法はありません。
  
  
しかし、ほとんどの人は、恐怖と積極的に向き合おうとしません。 
  
だから、私がいくら先回りして教えても、
生き方を変える人は少ないでしょう。
  
  
恐怖が現実化して、痛い目を見たとき、
他人の言うことを素直に聞こうという気になるのです。  
  
  
まだ、日本全体で見れば、余裕があるのです。
  
  
余裕があるから、根本的な解決を目指さないのです。
  
  
日本が切羽詰まるのは、2018年以降でしょうかね。
  
そこから、私の出番です。


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