2016年12月21日

「能力」と「性格」

先ほど目にしたとある記事に、
  
「能力は低いけど、患者想いの優しい医者」と
「能力は高いけど、型破りな異端っぽい医者」であれば、
  
ほとんどの人は、後者を選択するのではないか?
 
と、書かれていました。
  
 
まぁ、「能力」と「人間性」を両立してこそ、
真のプロだとは思いますが、
  
基本的に、「クオリティの高い商品やサービス」は、
「他者への愛」が深いからこそ、生まれるモノだと思います。
  
  
「生まれつき身体能力が非常に高くて、スポーツ選手になった」
  
などの、先天的要素が大ければ、
人間性が伴っていない場合もあるかもしれませんが、
  
そういった例外を除いて、
努力で能力を身に付けた人は、人間性も高いモノです。
  
  
で、先ほどの医者の話に戻りますが、
  
・能力が低くて、性格が良い医者と、
・能力が高くて、性格が悪い医者であれば、 
  
多くの人は、
「能力が高くて性格が悪い医者」を選ぶでしょうか?
  
  
というか、「能力が低くて性格が良い医者」っていうのは、
ただ精神的に弱くて、無難に生きているだけだと思いますが。
  
  
まぁ、どちらかと言われれば、
「能力が高くて性格が悪い医者」を選ぶ人は多いでしょう。
  
  
しかし、こと「心理・スピリチュアル業界」に限っては、
そうなっていません。
  
  
どちらかというと、前者の、
  
【 能力が低くて、性格が良い人 】が選ばれていると思います。
   
   
なぜか?
  
  
もし、「自分が死ぬかも知れない病気」であれば、
多少性格が悪くても、能力の高い医者に診て欲しいかも知れません。
  
それは、切羽詰まっているからです。
  
  
心理・スピリチュアル業界に関しては、
  
そこまで困っている人が少ないのでしょう。
    
  
っていうか、本当に切羽詰まるほど精神的に困ってたら、
「心療内科」や「精神科」に行くんでしょうね。
  
もしくは、除霊に何十万円も取る様な、
「霊媒師・除霊師」の所にいくのでしょうか?
  
  
そもそも、
  
「心理・スピリチュアルのプロ」の世話になろうという人には、
切羽詰まっていない人が多いし、
  
そもそも、「心理・スピリチュアルのプロ」が、
世間的に舐められていると思います。
  
  
まぁ、世間に舐められても仕方が無いような、
能力に乏しい人たちばかりですけどね。
  
  
巷の「心理・スピリチュアルのプロ」を謳っている人でも、
  
「自分は医者ぐらい勉強してきて、
 医者と同等の責任感を持って仕事に臨んでいる」
  
と胸を張って言える人が、何人いるでしょうか?  
  
  
人の人生に影響するつもりであれば、  
それぐらいの勉強量や責任感はあって当然だと考えますが、
  
「自分は心理・スピリチュアルのプロだ」なんて、
別に大した事をしてなくても、誰でも言えちゃいますからね。
  
  
  
まぁ、私に言わせれば、
  
心療内科も、精神科も、霊媒師も、
ほとんど頼りにならないんですけど…。
  
  
頼りになるプロ自体が、ほとんど存在していないので、
  
つまり多くの人は、
どのみち「能力の低い人」の所へ相談に行くことになるのです。
  
  
私が見る限り、「能力の高い人」が見当たりません。
  
私は正直なので、「この人は素晴らしい!」と思ったら、
ブログで書いたり、紹介しますからね。
  
  
でも、ほとんど見かけません。
  
  
アメリカならまだ居るかも知れませんが、
日本はその点、遅れまくっていますからね。
  
  
・「能力が高いプロ」は圧倒的に少ない
・「クライアント側」の、プロを見る目も肥えていない
  
  
その結果、日本で支持されているのは、能力が低い人ばかり。
  
  
まぁ、「能力が高い人」が求められないのは、
  
個人レベルで切羽詰まっている人は存在していても、
まだそれほど「社会全体的には切羽詰まっていない」と言う事です。
  
  
本当に困ったときこそ、
  
ブラックジャックみたいな医者にでも、
能力が高いのであれば頼るしかない
    
という気になる訳です。


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