「羨ましい」という気持ちを大切に

私のここ最近の研究対象は、専ら「ネガティブ心理」です。
　　
　　
私はこれまでの人生で、数多くの苦難、困難を経験しました。
　　
しかし、それは主に、
　　
「ネガティブな世界」で「ポジティブに生きよう」とする時に、
立ちはだかってくる試練でした。
　　
　　
私は、唯一絶対である「宇宙の法則」をベースに、
　　
【 万人に通じる問題解決法 】を編み出しました。
　　
　　
それでも、ポジティブになりたい人を、　
ポジティブな方向に向かわせることが難しかったのです。
　　
　　
何故かというと、
　　
私は、自分が躓いて来たことに関しては、
「経験済み」なので教える事は容易いのですが、
　　
「私が躓いていない所」で躓いている人に関しては、
　　
自分が経験していないことなので、　　
相手がどこで躓いているのか、サッパリわからなくなるのです。
　　
　　
私は、昔から「自分は善人」だと思っていましたし、
自分の良い部分を、自分で認める事が出来ます。
　　
　　
ですから、弟子たちが自分に自信を持てない原因が、
「自分の事を善人だと思っていないからだ」と判明した時には、
　　
「え？　そんな所で躓いていたの！？」と、衝撃でした。
　　
もし善人でなければ、
「私とは引き合わないだろう」と思うのですが（笑）
　　
　　
自分にとって「当たり前過ぎること」は、盲点になってしまうのです。
　　
　　
ですから、最近私がやることは、
　　
ネガティブな人を観察し、分析し、話し合って、
【 ネガティブ心理のメカニズム 】を解き明かすことです。
　　
　　
そして、昨日もひとつの大きな発見がありました。
　　
　　
ネガティブ思考の人が、ポジティブな人を見ると、
「気持ち悪い」と感じる事があるそうです。
　　
　　
おそらく、テロ組織の人が
「世界平和を真剣に訴えている人たち」を見ると、
　　
「気持ちワル！」と思うのでしょう（笑）
　　
　　
弟子のかいじゅんも、過去に、
　　
【 ストイックに努力している人を見ると、気持ち悪く感じる 】
　　
と言っていました。
　　
　　
自分より優秀な人を見て、
　　
「尊敬する」ならわかりますが、
「気持ち悪く感じる」ってどういうこと？　って感じです。
　　
　　
ネガティブの心理に、
　　
【 自分より優秀な人を見下そうとする 】
　　
という事があります。
　　
　　
ネットで言われる、【 働いたら負け 】っていう言葉が、
　　
非常にわかりやすい例だと思います（笑）
　　
　　
「ネガティブな自分」を正当化するために、
「ポジティブな他人」を否定したくなるのです。
　　
　　
でも、それは【 ネガティブな自我（エゴ）】の気持ちであって、
　　
「潜在意識の本音」は違います。
　　
　　
ネガティブな人ほど、
　　
「潜在意識の本音」が自覚できておらず、
　　
「ネガティブな自我（エゴ）」に従って生きています。
　　
　　
ネガティブな人ほど、
　　
・潜在意識（ハイヤーマインド）と
・顕在意識（フィジカルマインド）が矛盾していて、
　　
そのせいで迷いが生まれ、よく葛藤しているのです。
　　
　　
潜在意識の本音は、
　　
「気持ち悪い」ではなくて、「うらやましい」です。
　　
　　
「うらやましい」と思う事が、【 素直な気持ち 】なのです。
　　
　　
その素直な気持ちを認めない人は、「ひねくれている」と言う事です。
　　　　
　　
自分の「潜在意識の本音」に対して素直で無い人は、
　　　
【 ネガティブな自我（エゴ）を優先している 】と言う事なので、
　　
幸せになる事も、豊かになる事もできません。
　　
　　
私は、「自分の気持ち」にかなり素直な方です。
　　
　　
中学の受験勉強の時に、
自分の本当の気持ちを抑え込んで、勉強ばかりしていて、
　　
ストレスが溜まって不登校になり、自殺願望まで持ってしまったので、
　　
それ以降は、「自分の気持ち」に素直に生きて来れたと思います。
　　
　　
というか、自殺願望を持って「命の危機」を経験してからは、
　　
自分の本当の気持ちと違う事をしようと思うと、
　　
身体にストップが掛かって、体調不良に陥ってしまうのです（笑）
　　
　　
とにかく、「自分の気持ち」に対して素直になる事が、
　　　
【 幸せになる、豊かになる、現実を良い方向に変える 】
　　　
という目的の為には、必須項目です。
　　
　　
自分の本当の気持ちに従えば、
「自分にとって何が幸せか？」が、よくわかります。
　　
　　
自分の本当の気持ちに従えないのは、
　　
・「他人の評価」や「他人の視線」を恐れていたり、
・「惨めさ」を感じる事から逃げいているから…、
　　
です。　　
　　
　　
まぁ、カンタンに言えば【 強がり 】というヤツです。
　　
　　
自分の見栄を守るために、ひねくれて、強がっているのです。
　　
　　
・幸せな他人、豊かな他人
・自分のやりたい事をやっている他人
・自分の成し遂げたい事を実現させている他人
・ポジティブな現実を創造している他人
　
を見て、
　　
「うらやましい」と素直に思える人が、
自分の理想に近づいていくのです。
　　　　
　　
他人を見て「うらやましい」と思えるのは、素直な人です。
　　
　　
本当はうらやましいのに強がって、
　　
・あんな、しょうもない事で喜んで、バカじゃ無いの？
・なんで、無意味な努力を重ねてるの？　バカじゃ無いの？
　　　
　　
と、他人を見下したり、バカにしようとする人は、
　　
いつまで経っても、自分が幸せにも豊かにもなれません。
　　
　　
私の過去のお客さんで、
　　
「自分の内面に取り組んで、
　ワークをしようとする人は頭がおかしいと思う」
　　
と言って、去って行った人がいますけど、
　　
その人の心理がようやくわかって、スッキリしました（笑）
　　
　　
あまりにも「潜在意識」と「顕在意識」が調和しておらず、
クラッシュしている様な人は、
　　
いくら論理的に説明しても、理解してもらえないですけどね。
　　
　　
そういう人は、
現実で頭を打ちながら経験していくしか無いのです。
　　
「素直で無い」という事は、
【 そういう成長ルートを選択している 】と言う事なのです。　　
　　　
　　　
自分の「ネガティブな自我（エゴ）」を癒さない限り、
「潜在意識」と「顕在意識」は調和しませんし、
　　
「抑圧と衝動」「迷いと葛藤」を抱えて生きていく事になります。
　　
　　
他人を見て【 うらやましい 】と思う事は、とてもポジティブな事です。
　　
　　
それを、「他人を見下す観念」を持っているせいで、
　　
「自分は他人に見下される惨めな存在なのだ」という解釈にしているから、
　　
他人をうらやましいと思いたくないのです。
　　
　　
結局、「他人を見下している人、他人をバカにしようとする人」は、
　　
ずっと幸せになれないし、豊かになれないし、現実が良くなりません。
　　
　　
・自分は他人を見下している人間なのか？
・自分は他人をバカにしている人間なのか？
　　　
という事については、自分の潜在意識が知っています。
　　
　　
他人からの評価がいくら高くても、自分自身に嘘はつけません。
　　
　　
いくら他人からの評価が高くても、
　　
他人を見下している人、他人をバカにしている人は、
幸せにはなれない、豊かにはなれないのです。
　　
　　
他人にバレて無くても、
自分の潜在意識にもバレバレ、高次元存在にもバレバレ、
　　
そして、「宇宙の法則」は感情など挟まず、
冷徹無慈悲に、誰に対しても同じように作用します。
　　
　　
別に、他人を見下す事自体は、悪い事ではありません。
　　
　　　　
ただ、そういう気持ちを早めに手放さないと、
　　
「苦しい未来が待ってますよ」って事です。
　　
　　
「潜在意識の本音」ではなく、
「ネガティブな自我（エゴ）」に従って苦しみたい人は、
　　
どうぞご自由に。
　　
　　
幸せになりたい、豊かになりたいと言う人は、
　
積極的に、「うらやましい」という気持ちを感じ、大切にして下さい。
　　
　　
それが、「自分が幸せになれる方向」を、指し示してくれるのです。

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