2016年06月26日

幸せの価値

先日、ホテルに宿泊したときに、テレビを付けました。
  
(※ ホテルに泊まるときぐらいしか、テレビを見ません。)
  
  
そうしたら、
NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」をやっていて、
   
マンガ「コウノドリ」のモデルになった、
産科医の荻田和秀さんのドキュメンタリーをやっていました。
  
(※ 本当にジャズピアノを弾かれるみたいで、
   創作じゃなかったんだと驚きました 笑)
  
  
すごいシンクロだなぁと思いつつ、見ていましたが、
  
やはり、「責任の重い仕事」をしている人とは、
共感できる部分がめちゃくちゃ大きいです。
  
(※ ぜひ、弟子たちにも見てもらいたい。)
  
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0530/
  
  
それに、後輩を育ててらっしゃるので、
後輩を指導する上での哲学にも共感できます。
  
  
・医療は、人の「命」を左右する
・教育は、人の「人生」を左右する
  
という事で、共通する部分は大きいと思うんですね。
  
  
医師も、
患者さんから感謝されることが多いと思いますし、
  
教育者も、
生徒から感謝されることが多いと思います。
    
  
それは、人の人生を左右する、
責任の重い仕事をしているからでしょう。
  
  
子供の頃は、責任の重い仕事をしている人を見ても、
なぜわざわざそんな大変な仕事をしているのか?
  
という事が、理解できませんでした。
  
  
自分がもし失敗して、他人の人生を狂わせたら、
それだけの責任を追及されるリスクもありますからね。
    
  
「人命を救う仕事」していても、
それほど高い金銭的報酬を受け取っていない人もいますし、
  
そういう人が、なぜわざわざそういう仕事をしているのか?
  
よく分からなかったのです。
  
  
でも、今は理解できます。
  
  
それは、【 やりがい 】という「精神的報酬」が、
  
ハンパなく高いという事です。
  
  
そして、【 それは、とても幸せな事だ 】という事です。
   
  
橋下徹さんみたいな政治家も、
  
自ら自分の給料をカットしていた訳ですから、
  
金銭的な報酬で動いている訳ではありません。
  
  
そういう人は、「精神的報酬」によって動いていますから、
  
「お金」では動きません。
  
  
私は、私自身も含め、
  
「他人の評価」も「金銭」もあまり受け取れないのに、
「わざわざしんどい道を歩んでいる人」は、
  
【 とても幸せな人 】だと思います。
  
  
本当に、「幸せ」なのです。
  
  
そして、「豊かさ」は目に見えても、「幸せ」は目に見えませんから、
  
・本人がどれくらい幸せか?
・自分と比べて、他人がどのくらい幸せか?
  
という事は、外から見ているだけではわからないのです。
  
  
お金はもちろん大事ですが、
  
お金よりも大事な
【 自分の信念や哲学 】を持っている人の幸福度は、
  
それを持っていない人とは、比べものにならないと思います。
  
  
「目先の損得勘定」ではなく、
  
「自分の情熱」に忠実に従って生きられることこそ、
  
本当に幸せな生き方だと思います。  
  
  
そして、自分がいつか死ぬときに、後悔しない生き方だと思います。
  
  
動物の様に、
ただ「本能に従い、生存、保身、快楽の為だけ」に生きるのではなく、
  
人間ならではの、【 高次の崇高な使命 】の為に生きる。
  
  
これほど「幸せな事」は無いと思います。
  
まず、自分の人生に退屈する事が一切ありません。
  
  
「目に見える物質のみ」に囚われていては、
   
そういう幸せには気付けないし、想像も出来ないと思います。
  
  
「得もしないのに、わざわざしんどい事をしてバカだなぁ…」
  
ではなく、まるで逆で、
  
そういう人の幸せに気付けない人の方が、視野が狭いという訳です。
  
  
レベルの低い人ほど、自分よりレベルの高い人を見下そうとします。
  
  
それは、潜在的に抱えている劣等感があるから、
何とかして優越感を感じたいのです。
  
  
現代社会は、
「幸せ」を蔑ろにし、「豊かさ」に偏重している社会で、
  
何より、それが正しいと思い込んでいます。
  
  
でも、もうすぐそれも終わりますよ。
  
  
そうなったら、私の出番です。


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