2015年09月16日

プロの世界は厳しい

最近、弟子たちに起業家の本を読ませていますが、
  
「今の自分がいかにしょぼいレベルなのか?」
  
という事が理解できたようで、非常に効果的でした。
  
  
巷の自己啓発書やビジネス書も、
「厳しい事」が書かれているモノは少ないです。
  
  
どちらかというと、
「コレさえ知っていれば、ラクして成果を出せるよ!」
  
というような、【 甘えた表現 】が目立ちます。
  
  
なぜか? 
  
人はラクな方に流されるし、ラクを求めているからです。
  
  
しかし、ラクを求めるのは、
「お客さんの立場」としては普通の姿勢かもしれませんが、
  
商売人としては、
  
お客さんにラクをさせる為にこそ、
自分自身に厳しくあらねばなりません。
  
  
自分に「厳しい基準」を課さなければ、
お客さんにラクをさせる事は出来ないからです。 
  
  
だから、「コレさえ知ってればラクが出来るよ〜」
  
という、甘えた本を買っている人というのは、
  
結局は「お客さん目線」で情報を選んでいるのであって、
「プロ目線」で情報を選んでいるのでは無く、
   
結局は、カモにされる人なのです。
  
  
私は、音楽の専門学校に通っていましたが、
本当に、大学に行かなくて良かったと思っています。
  
  
厳しい「音楽の世界(自営業)」で生きている人から学べた事と、
  
ただ知識を詰め込むことよりも、
実際に練習して上達していく事の方が、
  
より、「仕事に活きる経験」だからです。
  
  
それに、例え学校の勉強ができなくても、
歌がめちゃくちゃ上手いヤツとかもいて、
  
「学校から与えられる評価」に対しても、
   
【真に受ける価値は無いな】と言うこともわかりました。
  
  
音楽の専門学校では、
大学よりも、実社会で役に立つ経験を積ませてもらったと思います。
  
  
大学の講師というサラリーマンから教えられても、
自営業感覚は身につきませんし、
  
学校で勉強だけしていても、仕事がデキる様にはならないのです。
  
  
中学の時、挫折して本当に良かった。
  
そうでなければ、今の「幸せな自分」は無い。
  
  
本当にそう思います。
  
  
商売人とは、
 
自分に厳しい基準を課し、お客さんにラクをさせて、
 
その対価としてお金を受け取り、そのお金でようやく、
自分もラクさせてもらえる様になるのです。
  
  
私も、ようやく最近ラクさせてもらってるなと思っていますが、
 
それは、今まで、
徹底的に自分に厳しく、お客さんにラクをさせてきたからです。
   
   
「自分に厳しく」が先、「お客さんのラク」が次、「自分のラク」は最後。
   
という事なのです。
  
  
その、まず初めの「自分に厳しく」が無ければ、
  
一生、自分に「ラク」が回ってくる事は無いのです。
  
  
【 自分に厳しくしてでも、他人にはラクをさせてあげたい 】
  
【 自分のラクは最後で良い 】
  
  
そう思える「愛の深い人、視野の広い人」が、
  
長期的に見込みのある人だと思います。


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