2015年09月09日

組織の力学

近頃、ニュースに載らない非常にローカルな組織から、
ニュースに載るような大きな組織まで、
  
【 組織の分裂や崩壊 】の情報が耳に入ってきます。
  
  
これも、地球の波動向上に伴う、
  
「パラレルワールの分化、人間関係の分化現象」
であると思います。
  
  
で、組織って「何で分裂・崩壊するのか?」って事なんですけど、
   
もちろん、分裂・崩壊には様々なパターンがあると思います。
  
  
そのパターンの中でも特にありがちなものですが、
  
【 メンバーの「質」よりも「数(量)」】を優先していると、
組織というモノは非常に脆くなってきます。
  
  
組織・集団というのは、「人間の集まり」です。
  
そして、私は「人間の研究家」ですから、
  
【 組織・集団の本質 】についても、よく理解しています。
  
  
「メンバーの質より数(量)を優先」していると、
 
当然ながら、【 変な人 】が入ってくるんです。
  
  
で、「変な人」というのは、調和を乱しますから、
一人でもいると、組織の質を大きく落とすのです。
  
  
例えるなら、オーケストラで、
一人だけ「調子っぱずれの不協和音」を奏でている様なモノです。
   
それだけで、「全体のハーモニー」が台無しになるのです。
  
  
これは、会社組織でも、スポーツチームでも同じでしょう。
  
  
だから、「変な人」を元から入れない、
  
もし「変な人」が入ってきても、
速やかに出て行ってもらうポリシーやシステムが必要です。
  
  
結果を焦って量を追うと、組織の質は必ず低下します。
  
チームは、【 信頼関係 】によって成り立っています。
  
  
「新参者」や「知らない者同士」ばかり集めた所で、
すぐに信頼関係は築けませんし、
    
いくら「個々の能力」が高くとも、
チームとしては、優れた結果を出すことは出来ません。
  
  
だから、私は「付き合いの古い古参メンバー」ほど、大切にします。
  
  
【 チーム、組織、集団 】で結果を出すためには、
  
「個々の能力」や、「数の多さ」よりも、
「信頼関係の強さ」が、何よりも大切なのです。
  
  
図体だけで、ゴムボールのように脆い組織もあれば、
  
ボーリングの球みたいに、ガチガチに固い組織もあります。
  
  
数を追えば追うほど、ゴムボールの様に脆くなっていくのです。
  
  
だから、私は数をアピールせずに、質をアピールします。
  
数がいくら多くたって、
所属するメンバーの側からすれば、何も嬉しくないでしょう(笑)
  
  
「寄らば大樹の陰…」と言うような、
依存的な人は寄ってくるかも知れませんけどね。
  
【 大勢の中に紛れていると安心できる 】って人は。
  
  
でも、意志が強く、優秀な人ほど、
そういう「依存的な人や、変な人」とは付き合いたくないのです。
  
  
だから私は「数」を追わないし、
【 優秀な人ほど喜んでくれる様な集まり 】を作っていきたい訳です。
  
  
焦って「数」を追っても、結局は問題が起きて、
人は減っていくのです。
  
そして、数を追って「変な人」を入れればいれるほど、
逆に「優秀な人」は逃げていくのです。
  
  
ならば、初めから「数」を追わず、「質」を優先しつつ、
ゆっくりと数を増やしていく方が、着実です。
  
  
そちらの方が、結果的に、対外的にも、
ポジティブな影響を及ぼせる集まりになるのです。  
  
  
数を追っている様なリーダーが運営する組織・集団は、
  
もれなく、分裂や崩壊の目に遭っていく事でしょう。
  
  
その時、お互いが
  
「利害関係」でくっついていただけで、
「価値観」や「信頼関係」でくっついていた訳では無いという事、
   
【 互いの信頼関係の無さ 】を思い知ると思います(笑)
    
   
「利害」では、強い組織、集団は創れません。
 
それは、いともカンタンに崩れ去る脆い組織です。
  
  
【 価値観 】と【 信頼 】こそ、
「利害」や「状況」に左右されない、強い組織を創るのです。
  
  
おそらく、多くの組織のリーダーは、
  
【 所属しているメンバーたちは、
  自分の理念に共感して集まってくれているんだ! 】
  
って、「大きな勘違い」をしているでしょうけどね(笑)
  
  
それは、大間違いである場合がほとんどでしょう。
  
  
本物の信頼関係とは、
  
【 相手が辛いときに、「利害抜き」で助けたのか? 】
  
という事で、生まれます。
   
  
いくら理念を謳っていても、
  
【 「利害抜き」で助け合える関係 】で無ければ、
信頼はありませんし、価値観で繋がっている訳でもありません。
  
集まっているメンバーの目的は、「利害」しか無いのです。
  
  
弟子の国本さんは、
 
【 私が利害で動く人間では無い、美学や信念で動く人間だ 】
という事を、身を持って経験していますし、
     
その信念は、国本さんにも受け継がれています。
  
  
もちろん、利害も大切ですが、
利害だけでは「苦しい試練」を助け合って乗り越える事はできません。
  
利害が目的の人間は、理念なんかそっちのけで、
自分が苦しくなるとすぐに逃げ出すからです。
   
   
組織のリーダーが、「利害」でしか動いていないのに、
  
理念の様な「キレイ事」を言ったところで、
所属するメンバーには見透かされています。
   
   
「リーダー自身が損得抜きで、美学や信念を貫く姿勢」を見て、
     
真に優秀なメンバーが集まってくるのです。
  
  
【 それ、やってますか? 】 って事です。
  
  
やってないんだったら、組織の強さとしては、脆いです。
 
メンバーは、リーダーを信頼なんかしていません。
  
   
「こいつは、いざとなったら保身に逃げるヤツだ」
って思われてますよ。
    
   
人は、「安心できる場所」に集まってくるのです。
   
軸がブレないリーダーには、
安心して身を預けられるから、人が集まるのです。
  
  
ここは安心できないなと思った瞬間に、人は去って行くのです。
  
  
これから、様々な組織、集団が、
 
・ただの「利害関係」だったのか? 
・深くて強い「信頼関係」だったのか?
 
という事を、試されていくのでは無いかと思います。
  
  
その時、「自分の本当の実力」と「行ってきた行動」が、
試されるのです。


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