2015年07月21日

無知の知

「無知の知」という言葉があります。
  
  
哲学者ソクラテスの話らしいですが、
  
ソクラテスは、
「自分には知らない事がたくさんある」と言う事を知っている一方、
  
  
ソクラテスが出会ってきた
「賢者、知恵者と評判される人物たち」はみな、
    
本当は大して何も知らないくせに、
「自分は何でも知っている」と思い込み、自惚れていました。
  
  
「自分は何も知らない」という事を理解する事の方が、
  
【「自分は何でも知っている」と自惚れるより賢いこと】であり、
 
【真の知を探求していく上で、前提となる態度、姿勢】である、
   
    
と言う事です。
  
  
今の私にとって、「無知の知」は、ごく自然な考え方です。
  
  
「宇宙のあり方」について学び初めてからは、
     
宇宙という広大な視野から見れば、どこまでいっても
  
「自分は大して何も知らない、理解していない」
というのが事実ですし、
   
「謙虚にならざるを得ない」と言う事を理解しました。
  
  
弟子たちも、
  
「他人から優れた人間だと思われたい」
という優等生病を治療する過程で、
   
・自分は何もわかってませんでした!
・自分は勘違いしていました!
  
と言います(笑) まるで常套句ですね(笑)
  
  
そもそも、「人から学ぶ」と言う事は、
  
・自分は知らない
・自分は理解していない
・自分では正しい判断ができない 
  
と思うから、
  
「自分より賢い人や経験豊富な人から教えてもらおう!」
と思うのでしょう?
    
  
その癖、他人から教えられた事に対して、
  
明確な根拠も無く、「それは違うと思う!」
   
と言うのは、矛盾しています。
  
  
先生から教えてもらっておいて、
その内容が「違う」と思うのであれば、
    
教えてもらっている先生より自分は賢いと言う事です。
  
  
だったら、そもそもその人から教わる必要はありません。
  
  
・自分の方が知っている
・自分はちゃんと理解している
・自分で正しい判断ができる
  
と思うのであれば、自分一人でやっていけば良い。
  
  
私の弟子が、
私の指導に従わなかったり、反発する事もよくありましたが、
  
【 それって、
  自分の方が賢いとでも思ってるのか?
  自分で正しい判断ができるとでも思っているのか? 】
  
って事なんですよ。
  
  
「どれだけ自分が賢い人間だと自惚れてるの?」って感じです(笑)
  
それなら、先生からいちいち学ぶ必要なんて無いじゃんって事です。
  
  
そういう、「非論理的で矛盾した行動」を取っている事こそ、
【 頭が悪い 】というのです。
  
   
そして、私の指導に従わない事によって、
  
現実で頭を打ち、痛い目を見て、
その自分の「頭の悪さ」に気付いた時、
  
  
・自分は何もわかってませんでした
・自分は勘違いしていました
  
と言うのです(笑)
   
  
・自分は大して何も知らない
・自分は重要な事を何も理解していない
 
って事がわかったという事は、
  
  
「自分は何でも知っている」と自惚れていた時よりも、
ひとつ賢くなったという事です。
  
  
これが、【 無知の知 】です。
  
  
もし、私が誰か先生から学ぶとして、
「自分の意見」と「先生の意見」が食い違った時は、
  
とりあえず、先生の方の意見を素直に試してみて、
実際に検証してみます。
  
  
知識も経験も自分より豊富な先生の方が、
自分より優れた意見を持っているだろうとも思いますし、
  
実際に検証すれば、どちらが正しいのか明白に解りますから。
   
   
検証できない場合は、結論はとりあえず保留とします。 
  
  
それが、【 中立中庸の姿勢 】です。
  
  
検証もせずに、根拠も無く、
何となくで「違うと思う」なんて言っている事が、
   
感情的、非論理的で頭が悪く、傲慢な態度なのです。
  
  
優等生病を治療する前の弟子たちは、
   
他人のあら探しをして、「自分より劣った部分」を見つけては、
それを見下し、自分の方が優れていると思い込んでいました。
   
   
でも、頭の悪い子ほど、
    
自分は「周りと比べて最下位」くらいに劣っているくせに、
自分は周りより出来ていると思い込んで、他人を見下しているのです(笑)
  
  
どうやったらそう思えるのか? 逆に知りたいくらいです(笑)
  
  
冷静に、客観的に考えたら、
自分が一番劣っているという事は明白なハズなのに、
  
自分は周りより優れていると思い込んでいる。
  
  
優等生でも無いくせに、むしろ劣等生のクセして、
自分の事を優等生だと思い込める(笑)
  
  
これは、普段から何も考えず、頭を使っていないから、
「そういうバカバカしい勘違いも出来てしまう」という事でしょう(笑)
      
   
賢い人ほど、「自分の無知」を知っています。
  
言い方を換えれば、【 知に対して「謙虚」 】だという事です。
  
  
【 自分の無知を知る 】と言う事は、
 
「自分は知っている」と自惚れていた時よりも、
ひとつ賢くなったという事です。
  
  
おめでたいですね。


mixiチェック

haxe501 at 06:48│clip!