2015年02月21日

リーダーの務め

先日、弟子と喋っている時に、
「中井さんみたいな影響力のある人になりたいです!」
 
と言われました。
  
  
私の壮大な「理想」や「ヴィジョン」に比べたら、
現段階の影響力など、無に等しいくらいのモノですが(笑)
  
  
でも、「リーダーになりたい!」という心意気は素晴らしいです。
  
  
で、リーダーが理解しておかなきゃいけない事は、
  
自分を慕って付いてくる人間は、
常に「自分よりモチベーションが低い」と言うことです。
  
会社の組織なら、
一時的に「自分よりやる気のない上司」に出くわすかも知れませんが、
  
基本的には、
自分よりやる気のある人間が、自分の下に付くわけがありませんからね。
  
  
社長のモチベーションが低ければ、
  
期待の出来る優秀な社員が一時的に入ったとしても、
早々に見限られて、辞められてしまいます。
  
  
ですから、目下の人間を持つのであれば、
「自分よりやる気が無いんだ」と言うことが大前提です。
  
ですから、【どうやったら「自発的なやる気」を引き出せるのか?】
 
という事を考えるのが、リーダーの役割と言えるでしょう。
  
  
「目下の人間にやる気が無い」としたら、
まず、「自分自身にそこまでのやる気が無い」と思った方が良いですね。
  
  
私は、【「人生」や「成長」に対する「やる気」】
がめちゃくちゃありますから、
 
弟子もめちゃくちゃ「やる気」があります(笑)
   
   
私は、弟子に対して「給料」を払っているのでは無く、
逆に、「指導料」を受け取っている身ですから、
   
給料を盾に強制や命令する事などできません。
  
  
弟子達は、毎月自らの身銭を切って、
多額の自己投資をするくらいに、「自発的なやる気」がありますが、
  
それは、私の「やる気」を反映しているのです。
  
  
もちろん、【現段階の実力的】にはまだまだ未熟ですが、
   
私は、元々の実力など無くとも、
「やる気」さえあればいくらでも成長できる方法を伝えていますし、
  
人間の成長は【複利】ですから、
後になればなるほど勢いが強くなります。
  
  
たったの一年でこの急激な変化ですから、
これからはさらにさらに大きな変化が期待できます。
  
  
リーダーにとって、大切な仕事は、
 
自分自身の「やる気(モチベーション)の管理」をする事と、
 
他人の「やる気(モチベーション)」を引き出す事です。
  
  
目下の人間にやる気が無いからと言って、
それを責めたり、裁いているようでは、リーダーは務まりません。
  
それは当たり前の事だからです。
  
  
で、【モチベーションの管理】って言うのは、
かなり「高度なスキル」が必要です。
  
(※ 観念特定もかなり高度なスキルが必要ですけどね 笑)
  
  
モチベーションは、本人の価値観によって生まれますが、
 
人間の価値観というのは、
何かあると、いともカンタンに変化していきます。
 
  
例えば、他人の話を聞いて、自分の考え方が変わった瞬間に、
同時にモチベーションも変わってしまうのです。  
  
ですから、
  
モチベーションも日々変化して、上がったり下がったりするのです。
  
  
その日々刻々と変化する
「価値観」や「モチベーション」に対応して、
 
モチベーションを高い状態で維持するには、
 
【精神的な成熟度】や、【心理に対する深い理解】が必要です。
  
  
もちろん、私の価値観やモチベーションも日々変化していますが、
  
私はプロなので、
「こういう時にはこう対処すれば上手く行く」
 
という【経験に基づくパターン】を理解しているので、
自分のモチベーションを高い状態で維持し続ける事が出来ています。
  
  
自分のモチベーションも管理できないのに、
  
他人のやる気など引き出せようがありませんからね。
  
  
ですから、リーダーに必要な重要な能力のひとつは、
 
【自分と他人のモチベーションを管理できる能力】です。
  
  
もうひとつが、【 先に与える人間である 】という事です。
  
  
一年前の秋冬あたりから、弟子が一気に増えて、
ちょうど一年くらいになりますが、
  
この一年、弟子を軌道に乗せるまで結構キツかったです。
  
  
でも、目先の報酬はあまり受け取れません。
  
今と違って、みんなお金を持ってませんでしたから(笑)
  
  
【 負担はめちゃくちゃ大きいけど、目先の報酬(見返り)は少ない 】
  
そういう時期を過ごしてきて、
  
   
ようやく弟子たちの基礎力も向上してきて、
   
今では、負担的には楽になって、報酬も増えました。
  
  
【 先に与えて、弟子が成長した暁に、報酬は後でもらう 】
  
  
そういう事ができる人って少ないとは思います。
  
  
まず、「他人の将来性を信じる気持ち」が必要ですし、
 
「長期的に物事を考えられる視野の広さ」も必要です。
  
  
ただ、それをできる人間が、頼りにされるわけです。
  
  
そもそも、私は弟子やお客さんから、
あまり「お金を受け取ろう」という気がありません。
  
  
私にとっては身内ですから、
「大切な家族から儲けてやろう!」なんて思う人っていないですよね(笑)
  
 
私がお金に執着していたら、
もっとお金を持っている企業や人を相手にしますし、
  
細かく料金メニューを設定すると思います(笑)
  
  
でも、私は「あれしたらいくら…、これしたらいくら…、」
なんていう「細かな料金メニュー」など用意せず、 
  
自分に出来る事は、
目先の見返りを求めずに何でもやっています。
  
  
今現在の自分の仕事量を、「将来への投資」では無く、
金銭的な見返りに変換するとしたら、現在の十倍以上は欲しい所です。 
  
  
でも、お金を持っていない人から、さらにお金を搾り取っていては、
相手の将来性を潰す事になります。
  
  
例えるのであれば、 
   
将来は、「金の卵を産むニワトリ」になるであろう【ヒヨコ】を、 
今、お腹が空いているからといって、焼いて食べてしまうような事です。
  
  
「相手が成長した状態」をイメージ出来ず、
「目先の自分の利益」しか考えていない人は、そういう事をしているのです。
  
  
私は、【将来、必ず金の卵を産むニワトリ】になる【ヒヨコ】に、
   
一生懸命、良質なエサを与えて育てています(笑)
  
  
私がやりたい事は、
【 社会に大きく貢献できる素質 】を持っている人に成長してもらって、
  
【 「貢献」と「使命」 】に生きてもらう事です。
  
  
それが、私の社会貢献のやり方です。
  
  
相手が今現在、お金を持っていないからといって、
  
それだけの理由で、相手の「素質」や「将来性」を潰すのは、
「将来の社会にとって、非常に大きな損失」だと思いませんか?
  
  
おそらく、発展途上国などの貧しい国にも、
天性の素質を持った人がたくさんいると思います。
   
でも、「お金が無い」という理由で、
その素質を引き出す機会が得られない人もたくさんいると思います。
  
  
私は、そういうのが、本当に勿体ないと思うのです。
  
  
しかし、本当に足りないのは「お金」ではありません。
  
本当に足りないのは、【知恵】や【教育】なのです。
  
  
「頭の悪い人」にお金を持たせても、【無駄遣い】しかしませんからね。
  
  
ただ、お金そのものを与えるより、
  
【質の高い「知恵」や「教育」】を与える方が、よほど大きな貢献です。
  
  
今、社会で様々な問題が起こっているのも、
  
人類が「精神的に未成熟」だからこそ起こっている問題です。
  
  
ですから、本当の問題は
【「知恵」を持つ人が少なすぎる】という事なのです。
  
  
ですから、私は日々、無償で記事を書いて、
  
読者に「知恵を得てもらおう」としている訳です。
  
  
これも、先に与えているのです。
  
  
そして、人類が精神的に成熟した時、
  
ようやく私は真の報酬を得る事になるのです(笑)
  
  
それまでは、金銭的に無報酬でも働く覚悟ですよ(笑)
  
  
ある人にとって、ビジネスの定義は「お金を儲ける事」でしょう。
  
「いくら儲けたか?」が大事で、その目的の為に仕事をする。
   
   
お客さんの事など二の次で、「自分の利益」の為であれば、
 
効果の無いものや、身体に悪いモノを売ったり、
価値の無いもの、役に立たないモノでも平然と売る。
  
  
私にとってのビジネスの定義は
「社会に貢献すること、人の役に立つ事」です。
  
  
社会にとって価値のあるビジネスで無ければ、
  
「効果の無い商品」を売って、
ただ、お金を右から左へと動かしているだけでは、
   
そのビジネスには【存在する価値が無い】と思います。
  
  
ただ、人の感情を煽っているだけで、
人類を進歩させている訳では無いからです。
  
  
ですから、私は
  
【 自分がどれだけ高い価値を創造し、提供していけるか? 】
   
という事を追求しています。
  
  
そして、最も価値のあることは、
 
将来、社会の役に立つ「卵を産むニワトリ」
にまで成長するヒヨコを育てる事です(笑)
  
  
卵を産めるニワトリになるまでは、エサ代がかさみますが、
  
ニワトリになった時の事を思えば、耐えられるのです(笑)
  
  
宇宙は、必ずバランスを取ります。
  
自分が提供した価値は、時間差はあれど、必ず返ってくるのです。
  
  
ですから、私は「いかに相手から受け取るか?」なんてことは一切考えず、 
  
ただひたすらに、
【自分が創造できる「最大限の価値」を与えること】しか考えていないのです。
  
  
最大限に与えたら、いずれ必ず最大限に受け取れるからです。
  
  
弟子たちにも、それいぐらいの気持ちになって欲しいですけどね。


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