2014年11月01日

理想の経済

昨日の記事で、
  
・価値を与えること
・対価を支払うこと
・徳を積むこと
  
など、
  
【 自ら積極的に「差し出す事」に意識を向けることが大切 】
  
という「理由」と「メカニズム」をわかりやすく解説しましたが、
  
  
多くの人にとっては、
  
・自分には「他人に与えられる様な才能」が無い
・「対価として支払えるようなお金」も持っていない
  
という風に思うでしょう。
  
  
だからこそ、
 
・成長すること
・ライフワークを見つけること
・仕事の能力を磨くこと
 
が、大切なのです。
  
  
【成長】しなければ、自分の【与える能力】が高まりません。
  
「社会に対して何らかの価値を与える能力」が高くなければ、
社会からは、さして大したモノを受け取れないのです。
  
  
【自然界では、成長しないモノは淘汰されるのが必然】です。
  
それは、人間界も同じなのです。
  
  
でも、今の日本の政策には、
【弱者保護の過保護なルール】もたくさんあります。
  
  
・何かあれば、金をばらまいて何とかしようとする政治
 
・弱者にばらまく「生活保護、助成金、補助金」の類い
 
・医療、福祉などの対処に金をかけすぎて、
 予防や根本的な解決にはノータッチ
  
  
いよいよもう尽きかけてはいますが、
今までは「高度経済成長期に蓄えてきた貯蓄」もたくさんあったのです。
  
  
だから、現代人の多くは、【自然淘汰の厳しさ】が解らないのです。
  
  
国がくれるお金に頼っていて、
国に何とかしてもらおうとする国民。
   
そして、政治家は、そういう依存的な国民にお金をばらまき、
選挙で票を集めようとする。
  
  
それが、現代の政治の構図です。
  
  
・国のお金の出所は「赤字国債」で、
・赤字国債は、「日本の金融機関」が買っていて、
・金融機関にあるお金は、国民の預貯金です。
  
  
結局は、自分たちの貯金を、
自分たちで切り崩して生活しているのと同じ事です。
  
  
高度経済成長期に貯め込んだ貯金を切り崩して生活しているから、
 
今の自分たちの「本当の実力」がわからないのです。
  
  
まぁ、そのうち【自分たちの実力の無さ】を思い知らされる事になるでしょう。
  
  
そうならない為には、しっかりと地に足を付けて、
地道に成長し、チカラを蓄え、
  
【他人に貢献できる能力】を磨いておく必要があるのです。
  
  
「与えるモノが無い人は、受け取る事も出来ない」というのは、
  
宇宙の原則、ルールです。
  
  
今まで、「受け取る事」ばかり、
「奪うこと」ばかり考えてきた人にとっては、
   
それらの借金を全て、返さなければならなくなってきます。
  
  
逆に、「貢献意識、奉仕精神」に溢れる人たちは、
  
【今まで蓄えてきた「徳」という貯金】がたっぷりとありますから、
  
これからは、その貯金で良い人生が送れるようになるのです(笑)
  
  
本当は、「お金」など介在させず、
  
【自由に与えて、自由に受け取る】という経済が、
  
一番スムーズで、摩擦が無く、便利なのです。
  
  
「私は、無料で好きなだけ文章を書いて社会に奉仕し、
  
 その代わり、社会からも食べ物を好きなだけ無料で受け取る」
  
  
そんな経済です。
  
  
現に、デジタルコンテンツの世界では、その世界が垣間見えています。
  
無料で「動画」をアップしたり、
無料の「ゲーム」を提供したりして、
 
みんな各々自分の好きなことに取り組み、
無料で価値を提供し合っています。
    
   
それが、「デジタルコンテンツ(無形)」だけではなく、
   
「有形の物質世界」でも行われる様な経済が理想です。
   
  
【自分の好きなことで与え合う】という経済が一番良いのですが、
  
それを実現するためには、
  
人間の「精神性」と「仕事の能力」と「科学力」が低すぎます。
  
  
まず、現在の【物質偏重】の社会では、
  
「有形の資源」ばかりに価値を置かれていて、
「無形の知的財産」の価値がないがしろにされています。
   
   
今後、テクノロジーが進化して、
  
資源が無限に手に入る様な時代になれば、
より、【無形の知的財産】の価値が向上するようになります。
  
  
それと共に、【教育】を根本から変えなければなりません。
  
今までの学校教育では、
「上司に対して従順に従う人間」を育てていましたが、
  
  
上記の「理想の経済」を実現するためには、
 
各々が自分の固有の才能を発見し、能力を伸ばすような教育が必要です。
  
  
まぁ、私が「はこぶね倶楽部」でやっている様な事です。
  
  
全人類がライフワークで生きるような社会で無ければ、
   
【理想の経済】は実現しません。
  
  
そして、「与える事と受け取る事のバランスが大切」だと、
  
これも、全人類共通の認識にしていく必要があります。
  
  
・資源を無限に生み出す「テクノロジー」
・全人類がライフワークで生きられるような「個々の才能を伸ばす教育」
・与える事と受け取る事のバランスを大切に出来る「精神性」
  
  
その3点が充分な領域まで高まって初めて、
 
【自由に与えて、自由に受け取る】という、理想の経済が成り立ちます。
  
  
そこに行くまでには、まだまだ時間がかかりますが、
  
その手前の段階では、
  
もっと自由にお金をやり取りできる決済サービスが必要です。
  
  
PayPalの様なサービスが普及して、だいぶ便利になりましたが、
  
まだまだ、お金をやりとりするのが面倒です。
  
  
ウェブサイト、ブログ、YouTubeなどで、
質の高いコンテンツを見つけた時に、
  
ワンクリックで自由に対価(お金)を払えるようなシステムがあれば、
  
もっとみんな、経済的に豊かになれるハズです。
  
  
みんな、価値あるモノに対価を払う気はあるのです。
  
  
ただ、【金を払う過程】が面倒くさいのです。
  
  
そして、ネット上でお金を受け取ろうと思った時に、
  
いちいちシステムを構築しなければならない所が面倒なのです。
  
  
その面倒くささが解消されれば、もっとお金の動きが活発になって、
 
お金が巡って経済的に豊かになれる人が増えると思います。
  
 
「信頼のおける決済サービス」を作るのは大変な事だと思いますが、
 
ぜひ、志高い起業家にやって頂きたいビジネスです。
  
  
みなが、無形の知的財産の価値を適正に評価して、
  
無形の知的財産を提供し合って、
「個人間のお金のやり取り」が活発になれば、
  
それだけ、豊かになれる人は増えていきます。
  
  
人類自体も、経済システム自体も、まだまだ未熟です。
  
  
でも、自分が生きている間に「理想の経済」が生まれるように、
  
自分は、自分に出来る事(人の成長に貢献する事)に尽力します。
  
  
【「成長」と「貢献」】
  
  
自分が幸せに、豊かに生きるには、結局コレしか無いのです。


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