2014年06月28日

ライフワークの定義

私の中で、ライフワークとは、
  
「働かなくても生活していける、
 働かなくても自分に害が及ばない、
  
 そんな状況にあっても、
  
 「使命感」や「情熱」に突き動かされて、
 自分はこれをやり続けたい! と、思える仕事。
  
 例え、両親や友達に反対されても、嫌われても、
 自分はこれがやりたい! と、やり続ける仕事。」
  
です。
  
  
要約すると、
  
・「お金」の為じゃなく、
・「他人」に反対されても、嫌われても、絶対にやめない、
・「使命感」や「情熱」に突き動かされてしまう仕事
  
という事です。
  
  
でも、ほとんどの人は、
 
「働かなくても、(精神的にも、経済的にも)
 あなたの身の安全は絶対に保証します!」
 
と言われたら、
 
働かなくなるんじゃないでしょうか?
  
  
おそらく、サラリーマンに、
「宝くじで6億円当たったらどうしますか?」
 
と聞いたら、ほとんどの場合、
 
【とりあえず会社をやめます!】と答えると思います(笑)
  
  
ライフワークやってる人は、
「宝くじ」に当たってもやめませんからね。
  
むしろ、自分の仕事に資金を投資するでしょう(笑)
  
  
社長や経営者でも、
  
「お金のためにやっている」
「先代から引き継いだ社員を養うためにやっている」
  
という人は多いと思うので、
   
「独立」、または「起業」しているからと言って、
全てがライフワークとは言えません。
  
  
よく、経済の話をするときに、
 
「ベーシックインカムという制度はどうか?」
というアイデアもあると思いますが、
 
私は、あまり上手くいくとは思えません。
   
   
なぜなら、
 
「みんなの生活を保障したら、
 
 みんなお金のために働くのではなく、
 やりがいを求めて働くようになる
 
 人並み以上の豊かさを求める人は、
 積極的に働くようになる」
 
という考え方なのですが、
 
それはちょっと「性善説」過ぎます。
 
 
それだったら、
この世に「ニート」は存在していませんよね(笑)
  
親から生活を保証されてたら、「ニート」は働かないんですよ。
  
  
国が生活を保障して、
みんながやりがいを求めて働くようになるんだったら、
  
  
今現在の「ニート」は、
みんな「ライフワーカー」になっちゃいますけどね(笑)
   
  
そんなことは起こりません。
  
  
なぜなら、ライフワークに辿り着くっていうのは、
 
【並々ならぬ向上心が必要】だからです。
  
  
なので、向上心がある人は、
  
たとえ、生活が保証されていようが、されていなかろうが、
自分の強い意志でライフワークにたどり着きます。 
   
   
国や親が生活を保障したぐらいで、辿り着けるモノではありません。
  
  
国が生活を保障するって言うのは、共産主義的思想で、
 
「強者(金持ち)から搾り取って、
 弱者(貧乏人)を甘やかす戦略」です。
 
 
それが上手くいかないことは歴史が証明しています。
  
  
それに、ベーシックインカムを勧める人は、
「貧乏が悪とか、可哀想」だと思っているのかもしれませんが、
 
そんな事ありませんからね。
  
  
経済的に困窮するっていうのは、
 
今現在の自分の実力を理解し、自立心を芽生えさせ、
自分を強く鍛え上げるのには、【絶好のチャンス】です。
  
  
ピンチが人を強くします。
  
人からピンチを奪うと、人は弱くなります。
  
  
ピンチはチャンスですからね(笑)
  
  
人がスムーズに成長するには、
「優しさ半分」「厳しさ半分」のバランスが大切です。
  
  
過剰に優しくすることは、甘やかす事になります。
 
過剰に厳しくしすぎたら、虐待になりますけどね。
  
  
この世には、児童虐待があると思いますが、
宇宙は全体としてバランスを取りますから、
 
その反面、子供を徹底的に甘やかす、過保護な親も存在している訳ですね。
  
  
  
と言う事で、「経済的に苦しむ」って言うのは、
  
その人を強くする為に【必要な試練】なのです。
  
  
試練(厳しさ)を奪えば、人間は依存的になり、弱くなります。
  
厳しい試練が、人を自立させ、強くするのです。
  
  
  
そして、ライフワーカーを増やすのに一番大切なのは、
  
【生活の保障】ではなく、【教育】です。
  
  
弟子やお客さんにも、
「中井さんと出会わなかったら、今の自分はありません」
 
って言われることが良くありますけど、
 
これは、「教育のチカラ」ですよ。
  
  
向上心がある人に、適切な教育を施せば、
  
すごいスピードで成長するのです。
  
  
向上心がない人に対しては、
生活を保障しようが、何したってダメです。
   
  
そういう人は、頭を打って、
現実の厳しさを思い知った方が、その人の為です。
  
  
人間って、痛い目を見た時に一番学ぶんです。
  
  
今、社会の中で、新しいエネルギー源を模索したり、
電力事業の自由化が推し進められようとしていますけど、
 
それも、原発があんな事になったからですよ。
  
  
痛い目を見て、学んだんです。
  
  
もちろん、後手後手に回るよりも、
先回りして対策するに越したことはありませんけどね。
  
賢い人はそうするでしょうけど、
  
ほとんどの人は、痛い目を見てから気づきます。
  
  
私も、たくさん痛い目を見て学んできました。
 
そして、そこから学んだ事を、人に伝えている訳ですが、
 
私から学べば、私と同じ痛い目は見なくて済むわけです(笑)
  
  
それが、先人に学ぶことの意義です。
  
  
そういう、「先回りして、痛い目を回避したい」という、
 
賢い人を私は待っています。
   
  
ノアの言うことを信じた人は、はこぶねに乗って助かったんです(笑)
  
  
これから、世界の経済が混乱し、
それに伴って経済的なピンチになる人も多くなるでしょうが、
  
それも、全体が調和したポジティブな新しい社会に移行するために、
必要な試練です。
  
  
向上心がない人には、何をしても無理ですが、
 
向上心があっても、【適切な教育】を受けられずに、
苦しみ、もがいている人は、この世にたくさんいると思います。
  
  
私は、そういう人に、適切な教育を施したい。
  
   
それが、私のライフワークです。


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