2014年02月26日

正義とは何か?

この世のあらゆる物事には「類友の法則」が働いていますが、
 
私と引き寄せ合う人には、【正義感の強い人】が多いです。
  
  
私は、幼少の頃より「正義の味方」に憧れて来ましたし、
 
ホントに子供の頃から正義感が強かったです。
  
  
この「正義感」というものは、
人間の持つ美徳のひとつだと思いますが、
  
この「正義感」という性質を持つ人にも、
ネガティブな人もいれば、ポジティブな人もいます。
  
  
正義感というのは、

「○○は(人は、社会は)どうあるべきか?」と言う
【理想像】を大切にし、

実現しようとする気持ちだと思いますが、
  
  
ネガティブな人の正義感とは、
 
他人を責め、他人を裁き、他人を批判、非難します。
  
  
要するに、【悪者をやっつける事が正しい】と言う考え方です。
  
  
この【悪者をやっつける事が正しい】と言う考え方は、

子供の頃から「漫画」や「映画」などで、
それがさも正しい事かのように刷り込まれてきています。
  
  
しかし、このような姿勢では、一切問題は解決しません。
  
  
なぜなら、この世に存在するのは
物語に登場する様なわかりやすい悪人ばかりではなく、
  
「相手には相手の正義がある」という場合もたくさんあります。
  
  
例えば、

「ある情報を公開した方が相手の為だ!」と主張する人もいれば、
「その情報を隠した方が相手の為だ!」と主張する人がいた場合、
  
そのような場合、
誰がどちらを正しいと決めるのでしょうか? 
  
もちろん、真実は公開される事が望ましい場合が多いでしょうが、
タイミングの問題もありますからね。
  
  
それに、宇宙の観点から見れば、

【対立は同じレベル】であり、
【対立は自分の足を引っ張る事】なのです。
 
 
要するに、悪者と対立している時点で、

「自分も悪者と同じレベル」にあり、
「自分自身も悪者と同等のネガティブなエネルギーを受け取る」のです。
  
  
例えば、プロ野球選手は、アマチュアの草野球選手に対して、
本気でムキになって勝とうとはしないと思います。
 
なぜなら、所属している次元が、レベルが違うからです。
  
  
囲碁や将棋などのボードゲームも同じでしょうが、

明らかにレベルが違う人とは、勝負にならないのです。
 
   
自分が今現在対立している相手よりも、

かけ離れたレベルに到達したのであれば、もう対立は起こりません。 
  
  
アウトオブ眼中になりますから。 勝負になりません。
   
  
   
そして、悪者を倒そうとしている限りは、
  
自分が悪者にネガティブな想念を送ることになり、

それが自分にも返ってくるので、

自分自身がネガティブな影響を受けてしまうのです。
  
   
悪者を責め、裁き、批判し、非難するエネルギーは、
  
結果としてお互いに足を引っ張り合っているだけで、
 
ポジティブな変化を起こす為のエネルギーでは無いのです。
  
  
「ネガティブな正義感」は他人を律しますが、

「ポジティブな正義感」は、常に自分自身を律するのです。
  
 
「律する」と言っても、責めると言う事ではありません。
  
  
【精神性が高い】とは、
「どれだけ自分と他人を責めないか?」という事です。
 
他人を責め、自分を責め、罪悪感を感じている分だけ、
「精神性は低い」と言う事になります。
 
 
【精神性が高い】と言うことは、
それだけ「自分も他人も責めない」と言う事です。
  
  
ですから、ポジティブな正義感とは、
  
自分が望む「"全体が調和した"あるべき姿・理想像、全体」の為に、
  
恐怖から逃げたくなる自分、恐怖に負けそうになる自分を律し、

信念と志を持って、勇敢に立ち向かい、進んで行く気持ちなのです。
  
  
そこに他人は関係ありません。
  
  
ネガティブな人間がどこで何をしていようと、
   
自分のやるべき事に関係はありません。
  
  
身体に悪い食べ物を売る人間がどれだけいようとも、
 
その身体に悪い食べ物を買う人間がどれだけいようとも、
  
  
自分がやるべき事は、

正しい知識を広めると言う【啓蒙・啓発活動】です。
  
  
別にジャンクフードメーカーを責めたり、潰そうなどと思いませんし、
 
それを食べている人間を見下す訳でもありません。
  
  
ただ、ポジティブな人間が増えれば、

ネガティブな存在・システムは自然淘汰されます。
  
  
ですから、「ネガティブを減らそう、叩きのめそう」とするのではなく、

【ポジティブな人間を増やそう】
【ポジティブな商品・サービス・情報・知識を広めよう】

としてさえすれば良いのです。
  
  
私は「身体に悪い食べ物の危険性」は伝えますが、

特定の企業を批判しようとしないのは、これが理由です。
  
  
私にとっては「アウトオブ眼中」なのです。
  
  
政治の世界では、
「特定の政治家」や「特定の法律」の批判がなされますが、
  
ポジティブな国民が増えて、
ポジティブな政治家が選出される事が、根本的解決です。
  
  
表面的な「人」や「法律」、「政策」に焦点を当てても、
大した効果はありません。
  
  
【目に見える部分は表面】で、
「根本の問題」は「目に見えない所」にあるからです。
  
  
「ネガティブを減らそう、叩きのめそう」とするのではなく、
 
【ポジティブな人間を増やそう】とするのが、ポジティブな正義です。
  
  
ポジティブな正義漢が増える事を祈ります。


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