2013年12月03日

「優秀な経営(者)」の定義

「経営」という言葉が示す意味は非常に広範囲であって、
使う人によって意味が変わり、漠然としていると思いませんか?
  
  
私は曖昧なままにしておくことがすごく気持ち悪いと感じるので、
「言葉の定義」は明確にしないと気が済まないんです(笑)
  
  
それで、「優秀な経営(者)」とは何でしょうか?
  
 
・会社の規模が大きくても、
 倒産させたら優秀な経営(者)といえるでしょうか?

・会社が儲かっていても、
 犯罪を犯したり、顧客を騙していたら詐欺師ではありませんか?
 
・逆に、事業投資によって短期で赤字を出していても、
 長期的な視野で最終的に安定的に黒字を出せる様になったら
 優秀と言えるのでは無いでしょうか?
 
 
【例外がある】と言う事は、【本質ではない】と言う事です。

優秀な経営の本質に
「会社の規模」も「短期の黒字・赤字」「儲け」も関係有りません。
   
   
私の定義では、経営とは
 
【「仕事(価値提供・価値交換)」を通じて、
 自分と他人を「成長」させていくプロセス】

だと考えています。
  
  
この世界では、成長しないモノはいずれ淘汰されてしまいます。
 
【「成長」と「淘汰」】

以前も書きましたが、
これは【絶対的かつ不変】の「宇宙のシステム」です。
  
  
優秀な経営(者)とは、
常に「成長」にフォーカスしているはずです。
  
「現状維持」は、即ち「衰退」を意味します。
  
  
そして、さらに突っ込んで
「優秀な経営」を目指し、心懸けるべき事は、
  
【 「ブランド構築」と「人材育成」 】

これだけだと思います。
  
  
【ブランド(信頼・看板)】と【優秀な人材】さえいれば、

社長は「手足を動かす雑務」から解放され、
頭脳労働に集中できるようになります。
  
  
「ブランド」と「優秀な人材」がなければ、

いつまで経っても目先の営業・集客や
顧客サポートに時間を取られてしまい、
 
大局的な長期的視点で、
【ヴィジョンを掲げ、方向性を定め、選択と集中をし、人を育てる】

という、本来の仕事ができなくなります。
  
  
・ブランドを失った企業は淘汰されるしかありません。
・優秀な人材を失った企業は淘汰されるしかありません。
  
  
これは、【経営の生命線】と言えると思います。
  
  
では、

・どうやってブランドを構築していくのか?
・どうやって優秀な人材を育てて行くのか?
  
  
これは一朝一夕で出来る事ではありません。
   
   
時間をかけて、愚直に地道に取り組んでいくのです。
  
  
そして、「ブランド」と「優秀な人材」

どちらも社長(リーダー)が
【精神的に成熟】していなければ得られないものです。
  
  
大きな成果を得るためには、「近道」も「王道」もありません。
  
  
ひとつ、比較的ラクな道があるとすれば、

【余計な見栄(プライド)を捨てて、
 他人の支援、助け、サポートを、感謝して素直に受け入れる】
 
という事でしょうね。
  
  
目の前の一歩を大切に、忍耐強く確実に進んで行く…。
  
  
そういう覚悟を持つ人間が、優秀な経営者だと思います。


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