2013年06月26日

情熱の重要性

「仕事をする上で一番大切な事って何ですか?」って言われたら、
 
これは松下幸之助さんも言ってる事なんですが、
間違い無く【 情熱 】だと思うんですね。
 
 
多くの人は、アイデアやノウハウがあれば、
一攫千金でうまく仕事ができると思ってるんですが、
 
「優れたアイデアやノウハウ」は【情熱から生まれる】のであって、
 
情熱から生まれていないアイデアというのは、
実行に移される事がありませんから、

大抵はそのまま消えていく運命です。
 
 
情熱さえあれば、どんな障害があっても
諦めずに粘って粘って考え抜いて乗り越えようとしますが、
 
情熱がなければ、例えほんの小さな障害が見つかっただけでも
カンタンに諦めてしまいます。
 
 
例えば、人を健康にする仕事であれば、

【人々を健康にしたい!】

という強い情熱を最も高く持っている人が、
一番優れた「商品」や「サービス」を開発します。
 
 
人を豊かにする仕事であれば、

【人々を豊かにしたい!】

という強い情熱を一番持っている人が、
最も優れたノウハウやメソッドを確立します。
 
 
仕事で成功する人って2パターンだと思います。

まずお金ありきで、お金が儲かりさえすれば、
業種を問わず、どんなビジネスチャンスにでも食いつくタイプ。
 
 
サプリメントが儲かると思ったらサプリの会社をやって、
ITが儲かると思ったらITの会社をやって、
美容が儲かると思ったら美容の会社をやって、
金融が儲かると思ったら金融をやる。
 
業種なんてまったく関係無く、
儲かるかどうかを基準に参入していく…、

そういうタイプの社長さんっていますよね。
 
 
商品やサービスはお金を儲けるための手段であって、
商品開発においては、「売れるかどうか」が一番重要な基準。
 
 
良いか悪いかはおいておいて、

こういうタイプの人は、とにかく

・お金が欲しいとか
・成功したいとか
・「金儲け」や「事業そのもの」が大好き

という、強い情熱で成功するんですね。
 
 
 
もうひとつは、「商品・サービス」ありきで、
人に必要とされる商品、喜ばれる商品を供給したいと思っているタイプ。
 
 
そう言うタイプの人は、前者のタイプの人に対して、
お金に対しての情熱や執着が比較的少ない訳ですから、
 
・どれだけ人に喜んでもらうか?
・どれだけ人に貢献するか?

という事に情熱を燃やさないと、
大きく成功できないのではないかと思います。
 
 
 
ビジネスというのは、ゼロから立ち上げるのはすごく大変です。
 
 
まず、人に満足してもらえる「商品やサービス」の用意して、
次に「無名の状態」から「認知」されなければなりません。
 
そして、「認知」された後に、
自分についてよく知ってもらい、「信頼」してもらった後に、
 
ようやく商品を買ってもらえる段階に辿り付きます。
 
 
ビジネスをゼロから立ち上げると言う事は、
最低限これらの事をやらなきゃいけないですし、

それらは決して生やさしいものではありません。
 
 
優れた商品を開発するだけでも大変。

価格設定も大変、認知されるのも大変、集客も大変、
信頼を得るのも大変、販売するのも大変です。
 
 
ただ、優れたメンターやアドバイザーがいれば
その道のりはある程度ラクになるでしょうけどね。
 
 
かといって、ガイドはあくまでガイドであって、
自分の代わりに歩いてくれる訳ではありませんから、

自分が経験を積みながらマスターしていくしかありません。
 
 
そして、大変な事というのは「情熱」が無いとやりきれないのです。
 
 
 
私は自分でオリジナルの心理メソッドを発明した創始者ですが、

いくら優れた商品やサービスを創り出したとしても、
それだけで終わって何もしなければ、世に広がる訳は無いのです。
 
 
素晴らしい商品ができれば、
勝手に口コミが広がって、売れていくなんて言うのは幻想です。
 
 
商品開発の時には、
「この世で最高の商品を創るんだ!」という情熱が要りますし、
 
やっとの事で自分が納得の行く商品ができたらできたで、

その次は、
「これを世に広めていくんだ!売っていくんだ!」という、
 
これまた非常に強い情熱が要るのです。
 
 
もし、商品を創り上げただけで満足してしまっては、
その商品が広まることも、売れることもなく、

ただの自己満足になってしまいます。
 
 
世の中にたくさんあふれている、

隠れた名人、隠れた達人、隠れた名店、隠れた名作…、
お気に入りだったのに潰れてしまったお店…、
お気に入りだったのに無くなってしまった商品…、
 
これらはクオリティが高くても、
大きく世に広まることの無かった存在たちです。
 
 
隠れたままでいたくなければ、
優れた商品、サービスを所有している事だけに満足せず、

それを「世に広める!たくさん売る!」という
強い情熱と意志が必要です。
 
 
松下幸之助さんが
【情熱にかけては最高でなければならない】

と言っている意味が、初めは良くわかりませんでしたが、
今ではよくわかります。
 
 
情熱は伝染します。
 
日々、無気力な人と会う機会よりも、
できる限り情熱的な人と触れ合う機会を多く持ちたいですね。


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