2012年12月05日

マスターマインド

「マスターマインド」という言葉を知っていますか?
 
包括的に、様々な意味を含む言葉なのですが、

要は、

【二人以上の人間が集まって、意識のベクトルを
 合わせる事によって、より大きなパワーを生み出せる】

という事です。
 
 
しかし、何事も表裏一体ですので、

このマスターマインドでパワーを発揮するにはコツが必要で、
「ただ人が集まれば何でも良い」と言う訳ではありません。
 
 
いろいろ注意点はありますが、一番重要な事は、
「一番低い部分が基準になる」と言う事です。
 
  
「健康の栄養」や「ビジネスの売上」にも
似たような所がありますが、

いくら良質なタンパク質をとっても、
ビタミンやミネラルがまったく不足していたら、
 
細胞は満足に働く事ができません。
 
 
逆もまたしかりで、他の全てが満たされていても、
タンパク質が不足していたら、細胞は動けません。
 
 
栄養はバランスだと言いますが、全てが満たされて、
最高のパフォーマンスが出せるという事です。
 
 
ビジネスの売上もそうです。

カンタンに書くと、
「売上 = 商品単価 × 販売成約率 × 集客人数」 ですが、
 
単価、成約率、人数のいずれかが、どれだけ飛び抜けていても、
何か一つでもゼロであれば、結果もゼロとなってしまいます。
 
 
マスターマインドも同じで、何人かが集まって

ひとつのプロジェクトを行うにしても、
壮大なヴィジョンを叶えようとしても、
 
一番意識の低い人間の存在が結果に最も大きく影響します。
 
 
ですから、リーダーはチームで成果を出すために、

自分が成長して基準を高める事、
部下を成長させて底上げする事、
もしくは、そこまでやる気の無い部下と別れる事。
 
これらのバランスを取りながら、
決断していかなければなりません。
 
 
自立していない人間は1未満の小数点の数字と同じです。

互いに依存し合うので、0.5 × 0.5 = 0.25 と、
どんどんパフォーマンスが下がっていきます。
 
自立している人間が協力し合うと
1.5 × 1.5 = 2.25、3 × 3 = 9、
どんどん倍々ゲームで増えていきます。
 
 
結果を出すためには、自立している事が不可欠ですが、
初めから自立している人間などいないので、

成長を見守りながら、粘り強く、根気よく、
教育していかなければなりません。
 
 
人を育てるという事は、0.5を1.5〜3にしていくという事です。

もちろん、恩を仇で返されるような事態にも
遭遇するかもしれません。
 
それでも、覚悟を決めて、信じて、
どこまでも粘り強く、根気よく、忍耐を持って、
 
自立するまで時間をかけて育てる。
 
 
それが実ったときに、
自分は最大にして最高の報酬を受け取ります。


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