中井貴雄の"ちょっと心が軽くなるBlog":もっと謙虚になります

2011年06月13日

もっと謙虚になります

人間関係における「中庸」とは何か？

という事をしばらく考えていましたが、
その結論が出ました。

それは、まさに「謙虚」という事です。

この宇宙は謙虚さを欠くと、自分の精神を中庸に戻すために
様々な試練を用意してくれる仕組みになっています。

それは、今までの経験ですごく体感しています。

自分が傲慢になれば、
叱られ、怒られ、批判され、孤立し、傷つけられるわけですね（笑）

つまり、人間関係において
ネガティブな出来事やトラブルが起こるというのは、
すべて謙虚さを欠いたことによって起こるモノだとわかりました。

そして、人の上に立つ人にとってや、
自分の影響力が広まれば広まるほど、

「謙虚な姿勢」というのは大切になってきます。

人はなぜ傲慢になるかというと、

メンタルブロックが働いて恐怖が生み出され、
その恐怖がエゴ、つまり傲慢さを生み出すのです。

私は今までメンタルブロックをたくさん外し、

何か起こっても人のせいにするのはやめて、
自分の問題と捉えるようにしてきました。

だから、昔に比べてだいぶ謙虚になってきたと思っていました。

でも、今後の自分が目指す所に向かって行くには、
もっともっと、さらなる謙虚さが必要なのだと悟りました。

自分よりも傲慢な人とトラブルが起こったとき、
どうしても人は相手のせいにしたくなります。

「自分の方が正しいのに…。」

という気持ちになると思います。

でも、リーダーとなる人は、そんな時でも、
「全て自分の謙虚さを欠いたせいだ」と思わなければなりません。

そうでなければ何も変わらないからです。

自分が変わらなければ、
ネガティブな出来事やトラブルは起こり続けます。

それで、

「謙虚」とは何かというと、

「自分に自信がありつつも、おごらない姿勢」
という事なんですね。

私は、自分に全然自信が無い状態も味わったことがあるし、
自信満々の自信過剰になった経験もあります。

でも、自分に自信がまったく無い状態は謙虚ではありません。

自分に自信が無いということは、メンタルブロックが存在し、
恐怖とエゴが存在するので、結果的にどこかで傲慢なのです。

若いウチは、傲慢でもとんがって、
ガンガン自分の道を突き進めばいいと思うんです。

でも、私は今まで自分の手の届く範囲で仕事してきましたけど、

これからは全国的に広く
心理、経済、健康の知識を広めていきたいので、

ある意味、転換期なんですね。

しかも、教育という仕事をしている以上、

模範的な姿勢や態度をとっていないと、
人に何か伝える時に何の説得力もありませんからね（笑）

何か上手く行ったとき、人から褒められたとき、
「自分ってスゲェ～～！」って思いたくなります。

というか、自分に自信を持っていない人は
積極的にそう思った方が良いでしょう。

でも、「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。

自分にそれなりに自信があるのにもかかわらず、
それをやってしまうと、中庸から外れて傲慢になります。

その時、人から批判されたり、人が離れていくのです。

若いウチは自分に自信をつけるためにガンガン突き進む。

でも、ある程度まで登ったら謙虚さを身に付ける。

そのバランス感覚が大事みたいです。

人間というのは、

１、自信を持って行動する
２、成長したら調子に乗って傲慢になる
３、傲慢になったら天狗の鼻を折られて落ち込む
４、落ち込んだところを誰かから励まされる

というのを繰り返して成長していく生き物です。

そして、成長すればするほど、
その波が小さくなっていくんですね。

それで、だんだん中庸から外れなくなってくる。

その状態が、「謙虚な姿勢」と言うことになってくると思います。

そういう視点で見ると、
まだまだ自分は傲慢な考えをしているなぁという事に気づきます。

自分に自信がついてくると、周囲に対して
「自分ほどの男がなぜこんな扱いなんだ？」

と、これはあまりに極端な表現ですけど、
こんな風に、自然と思ってしまうと思うんです。

でも、それは被害者意識ですから、
もっと謙虚になり、感謝をすべきなんですよね。

当たり前のレベルをもっともっと、極限まで下げて、
とにかく謙虚になって周囲に感謝する。

何も当たり前なんかではなく、全てに敬意を持ち、尊重する。

それが、これからの僕の課題です。

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