2011年04月07日

見知らぬ人への愛

私は今まで、親しくない人や知らない人に対して、
何かしてあげたいってあんまり思ったこと無かったんですね。

見知らぬ誰かの為に…ってガラじゃなかったんです。


唯物論主義者というか、
自分の目で実際に見聞きしたことしか信じない、

と言うタイプで、

テレビの向こう側の事なんて、
全然リアリティーを感じなかったから…。


そのくせ、自分の為にあんまり頑張れなくて、
他人の為にって時にしかモチベーションが沸かないので、

親しい人の為に、いままでエネルギーを注いできました。


でも、最近その意識が変わってきました。


周りの人を豊かにしたければ、
まず、自分が豊かにならなければならない。

自分が豊かになるには、
たくさんの人に価値を与える事。


たくさんの人って言うことは、
まだ見ぬ、見知らぬ人々って事ですよ。

大企業の社長というのは、
一人一人のお客さんの顔が見えていないわけですから、

つまりは、自分の見知らぬ人々の為に事業をしているわけです。


という事で、

見知らぬたくさんの方々に価値を与え、
そして自分自身が豊になり、周りも豊かになる。

それが、これから自分のやるべき事だと思いました。


私は本当に頑固な人間で、
自分の為に、お金の為にって働けない人間なんです。

本当に異常だなぁと思うし、おかげで人にも迷惑かけてます。


でも今は、自分の見知らぬ方々の為に頑張ろうって思ってます。


それは自分にとって、とても面倒な事です。

私は日本有数の面倒くさがり屋だと思います。


顔が見えている人を相手にサービスをするのは非常にラクですが、

顔の見えない人を相手にサービスするというのは、
その何倍ものエネルギーを要します。


でも、見知らぬ人々の役に立ち、
そして、周りの人たちを豊かにするためだ、と思うと頑張れます。


やっと、今まで自分に足りていなかった、
見知らぬ方々に対する愛が芽生えてきたと思います。


真のマーケッター、真の商売人という仕事は、
本当に愛情が深くないとできないんだなぁ、と痛感します。



見知らぬ誰かに価値を与えるために、

必死に学び、頭をひねり、失敗、恐怖、批判を乗り越えて行動し、

価値を求めているお客さんに価値を与える。


その対価として、社会のお金を預かり、

そのお金もまた、人々に価値を与えるために使うのです。


本当に尊い人種だなぁと思います。



商売って怖いことだらけです。


頑張って作った商品が全然売れなかったらどうしよう?

人の為にと頑張っていても、
批判、指摘、誹謗、中傷を受けるかも知れない。


そんな事を考えると、足がすくみます。


でも、それを乗り越えて、

求めている人に価値を届けるために、歩み続けるのが商売人です。



もしかしたら、

普通に商売している人でそこまで考えている人って、
そんなにはいないかもしれません。


と言うか、考えない方が単純に儲けれると思います(笑)

だから、多くの中小企業の社長って、
イケイケとかパワフルな感じで、

繊細な人とか、哲学的な人が少ない様な気がするんですよね。



でも、私は頑固で、自分が納得しないと動けないし、

繊細な心優しい人にも豊かになって欲しいです。


恐怖を乗り越えて、たくさんの見知らぬ人々に価値を与え、

共に豊かになりましょう。



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