人生観の変化

私は今まで、完璧を目指して生きてきました。

中学の挫折経験で、
現在の自分に完璧を求めるのは止めましたが、

でも、自分の能力には完璧を求めてきました。

妥協することなく、心理の仕組みを解明し、
それを穴のない論理的な説明をする事によって、

多くの人の悩みを解決し、疑問にも答えてきました。


そして、自分の人生の方向性についても、
ずっと完璧を求めてきました。


そして、自分を高めると言う事についても、
妥協してきませんでした。

自分の身に起こる事は全て自分の責任である、
そう考えて、ずっと自分の「我」を外してきました。


でも、今まで追求してきた事は、全部自分軸の事です。

自分がどうあるか？
自分がどうありたいのか？
自分が幸せになるにはどう考えればよいか？
自分が幸せになるにはどうすればよいか？


もし、他人の理解が得られないとか、
自分の成長スピードに付いて来れない人と別れるのは仕方ない。


自分は他人に足を引っ張られたくない。

常に自分を高め続ける事が、自分にとっての幸せであり、
その結果、他人の幸せに貢献できる存在にもなる。

そう信じて疑ってきませんでした。


でも、そんな自分の信念が粉々に壊されてしまいました。


もしこのまま突っ走っていったとしても、
待っているのは、おそらくモノクロの世界です。

自分の価値観しか存在しない、単色の世界です。

そして、とても孤独な世界です。

本当に、ホリエモンみたいになるか仙人みたいになるかです。

それはそれで悪いとは思いません。　
個人の好みの問題だと思います。


でも、自分の人生どういう風に生きたいんだろう？

って三日間、真剣に考えて考えて考え抜いたら、

自分と違う価値観の人から、いろんな事を教えてもらう、
多様でカラフルな世界で生きたいんだと、

そういう結論に行き着きました。


一人でもそれなりに幸せに過ごせると思うんですが、

一人で大儀を成すよりも、
周りにたくさん人が居てくれた方がきっと楽しいです。

それはきっと、仕事よりも、世界平和よりも、
もっともっと自分にとって大切な事です。


それに、

商売って全て相手軸で物事を考えなければならないんですね。

お客様はどう思うか？
お客様はどう感じるか？
お客様はいま何で悩んでいるのか？

これって、今までとは全く違う考え方が必要なんですね。


自分は今までこうやってきて上手くいったから、
お客さんもそうして下さい、

では上手くいかないんですよね。


今までは、自分に完璧を求めてきたおかげで、
その恩恵をたくさん受けてきました。

「能力」という点において、
人の役に立てる人間になれたと思います。


でも、これからはその考え方が邪魔になるんだとわかりました。


私の守護霊さんは非常に厳しくて、
中村文昭さんの師匠の田端さんぐらい厳しいのですが（笑）

守護霊さんに、これから自分はどうしたらいいですか？

と聞いたら、

あるお言葉を頂きました。


私は守護霊さんには絶対服従ですから（笑）

はい、そうですか、わかりました、言う通りにします。

という感じです（笑）


私はギブアップして白旗上げるのが早いんですよ（笑）

私は苦しいのが大嫌いですから、
自分の「我」を守る為に、苦しみ続ける事ができないんです（笑）



私は、セミナーで仕事で成功するには、
「仕事の能力」と「人間力」と伝えてきました。


「仕事の能力」はある程度身につきました。

これからは、
もっと「人間力」を身に付ける必要があるようです。


人って、時期によって必要な考え方が違うんですね。

若いウチは、多少とがっているぐらいの方がいいと思いますけど、
年を重ねる事に、丸くなっていくものですね。


今まで必要だった能力や考え方が、

ある時期では不要になり、邪魔になり、
全く違う考え方が必要になる。

また、人生での重要な学びを得ました。


もっと早く気づけば良かったんですけどね。


みっちゃん先生の本だったと思いますが、

斎藤一人さんの言葉に、

恥を掻いて覚えた事は一生忘れない

俺もたくさんの恥をかいてきた

俺なんか、穴があったら入りたいじゃない、
穴を掘っても入りたいだよ

なんて事が書いてありましたが、


一人さんレベルの包容力、優しさ、器の大きさを
身に付けたいなぁと思う今日この頃です。


というか、今回の気づきで、
ちょっと一人さんに近づけた気がします。


この世に正しい生き方とか間違っている生き方とかは
全く存在しないんですけど、

やっぱり、自分は一人さんの美学が好きみたいです。

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