2010年09月05日

自己実現と志

いろんな人を見ていて思うのですが、

向上心がある人にも2種類いて、

自己実現で止まってしまう人と、
その先の「志・貢献」へ進む人がいます。


で、自己実現も素晴らしい事だと思いますが、

志・貢献へ進む人はたいていの場合、
始めっからそこが目的地なんですよね。

つまり、無欲だと言うことです。

大きな事を成し遂げる人は特にそうです。


ここで言う無欲とは、我欲・エゴ・執着が無いということです。

モチベーションには2種類あって

恐怖からくるネガティブモチベーションと、
愛からくるポジティブモチベーションがあります。


恐怖からくるモチベーションは、
他者を支配したい、何かを独占したい、
地位・名誉が欲しい、お金に対する執着心などなど…

愛からくるモチベーションは
純粋に自分や他人を喜ばせたい、役に立ちたいなどなど…


私の言う「無欲な人」とは、恐怖のモチベーションではなく、
強力な愛のモチベーションで行動できる人だということです。


司馬遼太郎の「龍馬がゆく」だったと思うのですが、

「大儀を成す人間は、無欲でなければならない」
というフレーズが出てきます。


斎藤一人さんも、松下幸之助さんも、孫正義さんも、

偉大だなぁと思う人は、
始めっから周りの事考えてるんですよね。


きっと、自分を満たすだけでは幸せに限界があると言うことを、
初めから知ってるんだと思います。


で、周りの事考えて、与える事を意識しているから、
たくさん学ぶし、たくさん受け取れるのです。

そして、より大きな事を成し遂げる人ほど、
準備期間、学ぶ期間が長いのです。

早く結果を出してしまった人、

早熟な人というのは、
どうも、成長の伸びが後半遅くなっている気がします。

結局、本当の実力が無いと、
もしくは才能があっても人間性が伴っていないと、

いつかは衰退してしまいます。


で、世の中の大スターみたいになっている人は、

もう、幼稚園とか小学生の頃から、
自分の天職について鍛錬し、学んでいるんですよね。

そして、それを一日も休まないぐらいずっとやってる。

そういう人は、若くして結果も出すし、
ずっと成果を出し続ける事ができるのです。

そういう人は「まれ」ですけどね。


私も、挫折したのが15歳の時で、
そこから自分の内面と向き合う事をしてきて、

20歳で本と出会い、自己成長させてきました。

やっぱり、階段を飛ばして成長する事はできないんですね。

効率よく学ぶ事で時間は短縮できても、
ステップを飛ばすことはできません。


ちなみに、早く成長したかったら、私の塾に来て下さい(笑)

やる気さえあれば、超スピードで成長できますから(笑)


結局のところ、

結果・成果を出す為の行動に出る前に、打って出る前に、
どれだけ、知識を吸収し、内面を磨き上げているか?

というのがとても大事だと思います。


私は、20歳の時から早く結果が欲しくてたまりませんでした。

でも、全然結果が出てこないんですね。


もしも、自分が十分成長していないのにも関わらず、
人から賞賛されたり、成果を出してしまっていたら、

図に乗ったりして、成長が止まっていたかもしれません。


それと、小林正観さんの本に、

成長する為に、
他者からの「承認・賞賛」と「批判・指摘」の割合は半々になっている。

と書いてありました。


私は、最近他人からあまり批判も指摘もされませんが、

私は他人にとやかく言われるのが大嫌いなので、
自分が自分に対する最大の批判者であり、指摘者なのです。

それは、責めるのとは違います。

自制心と自律心を持って誠実に行動するという事です。

そして、自分が他人に提供するものに対する、
クオリティの高さも追求しています。


自分が他人に批判されていた頃は、
甘えてたし、逃げていたし、ずるかったんです。

だから、優しい批判者が現れるんですね(笑)


要するに、自分で自分の尻を叩いてたら、
他人に叩かれなくても済みますよってことです(笑)


別に志や、やっている規模がでかい方が
人間として価値があるとも思っていません。


自分とビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズと
比べられてもどうしようもないですから(笑)


人には、それぞれの役割が存在しています。

他人と比べたりせず、
自分の使命を全うする事が、幸福な人生なのだと思います。


その為には…、

成長して本来の自分に戻ることですね(笑)



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haxe501 at 00:00│clip!幸せに生きる