2010年08月31日

所有なんてない

人が苦しむ理由のひとつは、
「所有」と言う概念(執着)があるからです。

昔、ある映画の話を聞いたことがあるのですが、

アフリカかどっかの民族の話ですが、
その民族には「所有」という概念がありません。

ところが、その民族の若者が、
飛行機から捨てられたコーラの瓶を拾います。

それは、モノを叩いたり、中に水を入れたりできて
とても便利なのです。

そして、その若者が、
自分が拾ったから自分のモノだと主張するんですね。

その民族では全てのものを共有するのが常識なのですが、

若者がコーラの瓶を独占しようとして、
その民族の中でモメごとが起こるんです。

そして、結局モメごとの種の瓶を捨てるという結末らしいです。


現代の資本主義にしても、政治にしても、
権力者が権力者でいる為に多くのルールが作られています。

それは、所有という概念が創り出した幻想と恐怖が起こしています。


所有なんてホント幻想です。

ただ、今の社会は所有という概念で動いているので、
ある程度、それに合わせる必要もあるんですけどね。


結局、多少前後しても、人は100年ぐらいで死ぬんだから、
何かを独占するなんて不可能なのです。

自分が何かのアイデアを生み出したとしても、
本質的に言えば、それも自分のアイデアじゃないんですよ。


完全に自分だけで思いつくなんてありえません。

他人の情報からヒントを得ていたりするでしょう?

それに、スピリチュアル的に言うと、
高次の意識からのインスピレーションを受け取っているだけです。


「持つ、手に入れる」と言う概念があるから、
「失う」という概念も生まれるのです。

この世の本質は、「手に入れる」とか「失う」ではないのです。


全ては、「流れ」なのです。


独占は不可能です。

流れを起こすことだけが可能なのです。


「これは自分のものだ!」という概念があるから、

独占、所有などの我欲が生まれ、失う事への恐怖に繋がるのです。


その執着を手放していくのが、修行なのです。


見栄を全て手放した状態で、

自分がやりたい時にやりたい事ができる
欲しい時に欲しいモノが手に入る

それ以上に求める事なんてないんですよね。


で、人間が本当に楽しくて幸せを感じる時って、
好きな人とコミュニケーションしている時だと思うんです。

それってあんまりお金いりませんよね(笑)


人間って、劣等感があるから、

我が強くなるし、見栄をはりたくなるし、
必要以上にお金を求めたり、成功を求めたり、
他人からの承認が欲しくなるのです。


その結果、騙されたりしてお金を巻き上げられるのです。

投資詐欺、洗脳系高額セミナー、悪徳な宗教…、

いっぱいありますよ。


世の中のそういうのに引っかかる人は、
必ず劣等感があるのです。


劣等感って、心に空いた穴みたいなモンで、
埋めたくて仕方なくなるんです。


太っている事にコンプレックスがあるひとは、
ラクに痩せられるってモノにお金を払ってしまうし


自分を無価値だと思っている人は、

自分の事を認めてくれる、
宗教の教祖様とかに大金を寄付しちゃったりするんです。


お金に対して劣等感がある人は、
投資詐欺やウソの儲け話に引っかかっちゃうんです。


騙す側のキーワードは、

自分が変わらなくても、自分の未熟さを認めなくても、
ラクに幸せになれますよって、甘言なのです。


でも、自分の意識を変えない限り、幸せにはなれません。

それは、違う自分になるってことじゃないですよ。


自分の内面の恐怖と向き合うって事です。

それを、多くの人は嫌がってしまうのです。


でも、自分の劣等感を埋められるのは、自分しかいないんですよ。

残念ながら、お金払っても劣等感は埋めれないんです。


劣等感を抱えたままだと、
本当に人生でいろんな豊かさを犠牲にしてしまいます。

早く消した方が、残りの人生ハッピーになりますよ。


そのやり方を私は心理塾で教えているのです。

格安でね(笑)



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haxe501 at 00:16│clip!幸せに生きる