2010年02月23日

夢と希望 が消え去った後に… お金?(笑)

この1月下旬から、2月下旬にかけた一ヶ月間、

私にとっては、
まるで地殻変動かの様な、激変の一ヶ月でした。


何が変わったのかと言うと、
自分の価値観や意識が全く変わってしまいました。

こんな短期間に価値観が変わるなんて、
自分でも想像もできないくらいです。


昔、自分の学歴主義の価値観が崩壊した時は、
だいぶ苦しみました。

今回もかなり苦しくもあり、過ぎ去ってみれば、
すごくレベルアップできた様な気もします。


どうして価値観が変わったのか?
と言うのはいろいろあるので書ききれませんが、

「状況が予想外の方向に大変化した」と言うのが原因です。


結果から言うと、

あらゆるモノへの興味が失せました。


こういうと悪く聞こえるかも知れませんが、
あらゆる「欲」が自分の中から消えてしまいました。

元々無欲なタイプなのですが、もっと無欲になりました。

将来あーしたい、こーしたいと言う望みが
一気に消えてしまいました。


それが、苦しみの原因ですね。


人生における私の「原動力(モチベーション)」は

「好奇心」「夢や希望」「人に喜ばれる事」だったり
するわけですが、


そのうちの、「夢や希望」と言うのが無くなってしまいました。


なぜなら、「夢や希望」と言うのは、
叶った瞬間に失ってしまうモノだからです。


祭りは準備が一番楽しいと言うように、

叶うまでの「ワクワク」はとても楽しいのですが、
叶ってしまったら、その「ワクワク」は消えてしまいます。


その気づきが、私から「夢と希望」を一気に奪い去りました。

どうせ叶っても、ほんの一時的な幸福であり、
その後は、その環境がすぐに当たり前になってしまう…。

そういう未来がイメージできてしまったのです。


受験とかもそうじゃないですか?

受かって入学するまでが一番楽しくて、

学校生活が始まってみると、
期待したほどおもしろくなかったりしませんか?


私は入学した高校が、
期待していた高校生活とはかけ離れていて、
すごいショックを受けた経験があります。

まだ鬱から抜けきっていなかったので、
2ヶ月で不登校になりました(笑)


夢や希望は、叶ってみると、
想像していたほど幸せになれない事も多い。

と言うのが事実では無いでしょうか?


有名人になりたい、お金持ちになりたい、
そんな夢や希望があります。

でも、有名人にも、お金持ちにも、
特有の問題や苦しみはあるものです。


とは言っても、「夢や希望」は叶った方がいいと思います。

ただ、
「夢や希望」に期待しすぎない方が良いと思うようになりました。



経済が好きな人から言わせると、

社会が人々の夢や希望を煽るのは、
資本主義が「消費活動」をさせたがっているからだ。

という見方もありますしね。



「夢と希望」を失い、

何に向かって自分は生きていけばよいのだろうと、
真剣にこの一ヶ月考えて、考えて考え抜きました。


「無欲」な状態というのは、
実は、「欲」がすべて満たされている状態とも言えます。
「我」がない状態とも言えます。


自分がすべて満たされたら、
一体何を目的に生きていくのだろう?

そんな事を考えていました。


それで辿り着いた答えは、「遠い未来」ではなく、
「今現在」や「近い未来」の為に生きようという事です。


「未来への希望」が大きな原動力となっていたので、
この価値観を変化させるのは大変でした。


そして、自分の「我」や「欲」が消えてしまったら、
結局、「人間関係」が一番の幸福感を生み出すのでしょう。


という事で、「将来やりたい事」が消え失せた私は、
「今、人々が求めている事」をやっていこうという風に思います。


それが、自分(というか商人)の役割だと思うし、
人々の幸せに貢献できる道でもあると思います。


今まで、さんざん、
「あなたの将来やりたい事は何ですか?」

って聞いてきたのに… 笑えます(笑)



それで、今多くの人が求めているのって、

「お金(仕事)」の事だと思うんです。


この不況から何を学ぶべきかって
「お金」について学ぶべき時なんじゃないかって思うんですね。


多くの人が抱える不安って、
年金とか、職や収入の不安だったりすると思うんです。

お金の不安から抜け出せる様になるのが、
この「不況」の試練だと思うんです。


「お金の事を考えたくない」
というメンタルブロックが外れてから、

お金の正体についてずっと考えてきましたが、


お金とは、
扱う人・見る人によって、性質が変わってしまうもの

と言うのが、私の見解です。


人によって、

感謝の証 であり
愛情の証 であり
仕事の対価 であり
無くなると困るもの であり
自分を苦しめる存在 であり
自分を楽しませてくれる存在 であり
他人を苦しめる存在 であり
他人を楽しませられる存在 であり
あんまり考えたくないもの であり
四六時中考えていたいもの であり

ただ、「お金はあった方が良い」と言うのは、
全員に共通する認識だと思います。


ですから、今人々が求めているモノって、

・収入を増やす
・支出を減らす
・お金を殖やす

と言う事だと思うんですね。


じゃあそれを実現するにはどうすれば良いのか?


お金や仕事に関連する セルフイメージを高める事
お金や仕事に関連する メンタルブロックを外す事
お金に関する知識を身につける事
商売のやり方を学び、実践する事

だったりすると思います。


収入や支出は、自分の内面と大きく関わっています。


例えば、自分のメンタルブロックが
常にイライラを生みだしていて、

そのイライラを忘れるために、
お金を使って買ったり、遊んだり食べたりします。


そういう状態の場合、
自分のメンタルブロックを外す事により、

買いたい、遊びたい、食べたいと言う衝動が無くなり、
支出が減ったりするのです。



税金や保険料を抑えたい人、
収入や貯金を殖やしたい人にとっては、

「お金の知識」や「商売のやり方」も必要です。


今、お金を持っていない人の多くは、

「お金は汚い」「お金を狙うのは悪人」という様な意識が、
無意識に入り込んでいますので、

その意識が収入をせき止め、支出を増やしています。

まずは、そのメンタルブロックを外す事からですね。


お金って、本当に人を成長させる修行の道具だと思います。


私は最近思うのですが、
愛や善というのは、「WIN-WIN」の事だと思います。

お金を通して、「WIN-WIN」を学ぶのが、
お金の修行なのでは無いかと思います。


素晴らしい「WIN-WIN」を創り出した人に、

お金が流れていく様に
この世の仕組みは出来ているのだと思います。


それは、現場で営業する事かもしれないし、
ビジネスモデルを構築することかもしれないし、
素晴らしい商品やサービスを創り出す事かもしれません。

全部揃わないと、お金の流れを作り出せないところが、
商売の難しいところでもあり、面白い所でもあります。


お金は人間の「生存」や「自己重要感」に
大きな影響を与える存在であり、

お金はその人の性格や考え方を
むき出しにしてしまう、鏡みたいなものです。


リアリティを感じさせる存在でもあり、
現実を直視させられる存在でもあります。


お金は、人生において最重要ぐらいの存在なのに、

お金を通して、
自分の弱さや執着、イライラ、恐怖や不安を見せつけられるので、

多くの人は、お金の事を考えるのが嫌いになってしまします。


最近、お金の事をずっと考えてきましたが、

お金としっかりと向き合い、
お金についてきっちり考える事が、

お金のストレスや苦しみから抜け出す方法ですね。


結局、本田健さんと同じ事言ってますけど(笑)



長々と書きましたが、

結論、小林正観さんはやっぱりすごい!(笑)


小林正観さんの仰る通り、

夢も希望も持たず、
他人が求める事をただ淡々とやっていく…。

それが、自分の我を消した後にやってくる、
幸せになる為の究極の生き方なのだと思います。


今、人々が求めているのは、
おそらく「お金や仕事」の事です。

ですから、プロの商人、お金のプロを目指します。

と言う事で、次回は商売に関する哲学について書きます。


こんな事を考えていても、たまに大学生に間違われます(笑)


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