2008年09月19日

子どもの苦しみ

帰る家が無い子どもの為に
泊まれる施設を運営している人の
ドキュメンタリーを見ました。

虐待、不登校、いじめ、売春、強姦、
本当に様々な苦しい目に遭っている子どもがいる様です。

それを見て、
やはり、自分が苦しい時に
味方が誰一人もいない事が、
一番苦しいことだと思いました。

苦しいときは、
誰も説教が聞きたいわけじゃなくて
ただ、苦しみに共感してほしい、
味方になって欲しい。

そういう心理なんですね。


子どもたちの悲鳴が自分には良くわかります。

死んだ方が良いとか、
自分の体を痛めつけて、心の痛みをごまかしたり、
人生に対する絶望感とか…。


子どもって何も知らないんですよね。

与えられる情報は環境に依存するから、
自分が見ている世界が全てだと思ってしまう。

親とか先生が未熟だと言うことも知らなかったり。
柔軟な思考がまだまだ出来ない。

まだ働けないから、家を出て行くわけにもいかない。
付き合う人間もクラスメイトから選ばなければならないし、
少し年齢の離れた人と付き合う事が難しいのです。


例えれば、水槽で育てられる金魚みたいに、
その中の環境が最悪でも逃げ出せないんです。

価値観もその環境に大きく影響されるし、
その価値観に合わないと自分がおかしいと思って
苦しくなったりします。


子どもに与えられる情報が極端に少ないんじゃないかと思います。


よく、大学生になって、
やりたいことが見つからないって人がいますが、
好奇心を我慢してきた結果じゃないかと思います。


私が好奇心旺盛なのは、
たぶん子どもの時に情報を得ていたからだと思います。

恐竜、宇宙、偉人の伝記、科学、人体、
数学、昆虫、海洋生物、ロボット、

児童向けの様々なジャンルの本(マンガ)が家にありました。

他にもパズルとか積み木、カラオケできるおもちゃとかもありました。


エジソンの伝記を読んで、
将来は発明家になりたいとか考えてました。

アイデアを出して新しい物を創造する。
その結果、永続的な価値を生み出し続ける。

その行為が好きなのは今も変わっていません。


作曲したり、文章書いたり、サイトを作ったり、
作業の流れやシステムを改善したり、
心理学をわかりやすく表現したり、

機械かそうでないかの違いです。


そうやって、考えると、子どもの頃の影響って
本当に多大な物があると思います。


子どもにできる事って、
味方になってあげる事と、
様々なジャンルの情報・経験を与えてあげる事。

なのかなと思います。


話は戻りますけど、その番組をみて
日本の子どもに何かしてあげたいと思いました。

経済的に見ても、ただでさえ少子化なのに、
子どもが荒れればダメージは大きいでしょう。

子どもに投資しないと日本は立て直せないですよ。


今は寄付しかできませんが、
いずれ直接関われるような事がしてみたいですね。



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